世界的な高齢化社会

こんにちは。

代表理事の中根です。

先日、ある社長の講演を聴かせていただき日本の2025年問題の事に触れられていました。

このままだと医療保険制度や公的年金制度の維持が難しくなってしまうという事。

原因は超少子高齢化。

私が生まれた翌年1965年9.1人で1人の高齢者を支えていたこのシステムは2025年では2人で1人の高齢者を支えてることになるというもの。

団塊の世代が75歳になっていくのでさらに医療費がかさんでいくというものその社会保障だけで36兆円を費やし43兆円の国債発行をしているという事。

これからの時代の不安要素53%が健康。24%が経済、12%が孤独、8%が生き甲斐なのだそうです。

そして12/6の新聞ではアフリカを除いて世界的に人口減がつながる事をグラフ付きで紹介されていました。

1950年二綺麗なピラミッド型だった人口構成グラフ。

日本の男性の30代辺りが欠けているのは戦争の兵役によるものではないかと思います。

消費の仕方が変わっていくといろんなトレンドがシフトしていくという事なのでしょう。

12/7の新聞では中国の高齢化問題の記事も上がっていました。

ここからは私の考えです。

今まで社会の消費を支えて来た年代層が高齢化で消費が落ち込み消費が低迷するので今までのような数字を追う事ができなくなってくる業種、業態が増えてくるでしょう。

その業態を落ち着かせる為に企業は合併や新規事業、リストラなどで変化変容していく事でしょう。

例えば富士フィルムはフィルム会社から脱却して医療、スキンケアなど新たな活路を構築されました。

こうした大掛かりな移り変わりがいろんな企業でなされていくと思います。当然、消費のありかたも変わっていく事でしょう。経済的に健康にも重きを置いた生活に自転車というのは当てはまっていくんじゃないでしょうか?

他のブログ記事にも書いているのですが自転車業界にも大きな変化が起こっています。

原材料の高騰、世界中の発注が殺到した事で部品の生産、完成車の生産が思うようにいかないところが出てきました。

スポーツバイクのパーツ欠品、タイヤそのものの供給が遅れ値段が上がっている事、完成車に値上げなど過去有り得なかった現象があちこちで起きています。

そうすると新車の需要に供給が間に合わなかったりする事で既存の車両を乗れるようにしたり中古の市場にも注目が上がっていくと思うのです。

その整備技術を身につけていく事で需要に対応できていくと思うのです。

工具と技術を身につけている人がいる事でこれからの時代、リモートを駆使していけばリスクを抑えた事業になっていくと思います。Uber eatsの様にギグワーク化すれば空いた時間を最低限の材料で需要に対応していける仕事として存在する筈です。

そのコミュニティーとしてZOOMを使っていく事で孤独感を感じる事なく参加出来る様になればこれが新たな形態の組合になっていくのではないかと感じております。

妄想の様な事を書きましたが今の私の頭の中はこんな画像が動き回っている状態です。

新たなコロナ種で行動が制限されていく今、出来る事を探して手を打っていく事は必要だと思います。

さまざまな企業が副業を認め始めた今、起業や企業内起業、新規事業部など取り組み方は様々だと思います。

個人差はありますが今年4月中から勉強にお越しになってるA子さんの場合週に3日程でお越しになっていますが道具や部品の名前を覚える前に後ろ車輪の入れ替えや車輪のバラ組、振れ取りが出来るレベルになられました。

当初、女性だからとか未経験だからという私の偏見がありましたが、みんなのやってない稼げそうな仕事という興味からの吸収力がすごいと思います。

今後教材にマウンテンバイクなどが増えていけば外装変速の対応が出来ていったりするでしょう。

自転車整備や修理が男の仕事ではなく女性でも簡単に出来るという事が証明出来ました。

これを機に覗いてみてください。

世界の人口問題から強引に自転車に結びつけてみました。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏