本気のものつくり

先週、兵庫県の部品製造メーカーさんにお邪魔しました。

私の今までの業界の立ち位置では存じ上げているブランドの会社なのですがお世話になる事はなかったのです。

8年前。東京の展示会でブースが近かった事もあるのですが初日の夜、有志で飲みにいったときそこの社長と座った席が隣だった事から色々と話が盛り上がったのがきっかけです。

展示会から戻った後、2日後山口県の取引先の前で偶然鉢合わせになりお互いの偶然性に驚き合った事がありました。

毎年色んなところでの展示会で顔を合わせて色々な情報交換してるのですが今年の2月に熱いメールをいただき半年経過しましたがお伺いする事ができた次第です。

前職では出張が多かったので姫路っていうと近場という認識で日帰りだったのですが今回一泊で行って良かったなぁと思いました。

到着してビックリ‼️

Googlemapでは社長のお宅お思われるお屋敷の隣に倉庫が並んでるのを見ていたのですが古い画像だった様で到着すると近代的な建物になっていて言葉を失ってしまいました。

『ここにきちゃって良かったの?』と思った程でした。

応接ブースに通していただくと空調が効いていて吹き抜けを有効利用して会話というか音の響きが良く会話が弾むことにビックリでした。

いろいろな会社にお邪魔しましたが守秘義務の為壁の材質が防音材を使ってあるところだと声が吸収されてしまって凄く疲れた覚えがあるのです。

おそらくコンサルタントの先生がそこまでを考えてのアレンジなのでしょう。

社内を見せていただくと

①働きやすさ

②快適さ

③拘りと共有

が最前面に出ている社風に感心しました。

数字を掲げるでなくユーザーの満足や快適さを求め、その為のモノづくりで検査器具や工法などコンサルタントの意見だけでなく社内の意見を積極的に試していく姿勢。

休憩室の画像を観て入社を希望する社員がある程の落ち着いた休憩室。

工業試験場や大学の検査室くらいしか置いてない様な検査器具を導入して小まめにチェックする事でOEM工場の品質も把握でき新製品の開発やサンプル作りにも自信を持って取り組める姿は素晴らしいの一言でした。

自転車部、バイク部を任意で募り楽しんでいく中で地元とのコラボレーションなども積極的にされておりこれからの会社像がハッキリと形になっていました。

今でも社長自ら営業に回られていることで現場の意見が即トップで把握出来る体制も素晴らしいですね。

得手不得手があるでしょうが社長が人が好きで営業が好きでという事もこの社風につながっているのだと思いました。

日本品質はそのままに若い人から熟練工までが働きやすく楽しめる環境。数字で縛るのでなく顧客満足を前面にという姿勢に本気を感じました。

弊協会が今後どんな風にお手伝いできるのかはまだイメージ出来ておりません。

私自身人のご縁にはとても恵まれた環境にいさせていただいておりますのでこれを機に何かのコラボレーションに発展するんじゃ無いかと思っております。

何よりもこうした志の高い会社を見させて頂いたことはとても有効でした。

今日も此処まで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏