オンキョーから学んだ事

こんにちは。

代表理事の中根です。

先週あたりから新聞にチラホラ載っていたオンキョーさんが自己破産申請したとの事

『○○君の家にはオンキョーのアンプにでナカミチのデッキでコンポ揃えてるんだってよ』

って若い頃噂してたし機会あればその○○君の家に上がり込んで聴かせてもらったりした事がありました。

当然、レコードプレーヤーも立派な物で武装していたのを覚えております。

団塊の世代に一通り行き渡ってしまったオーディオはそこがピークだったのでは無いか❓

時代はレコードからカセットテープ、CD、MD、配信と変化してヘッドフォンもステレオイヤホン、最近ではそれらもBluetooth。

スマホ一つでクリアな音が聴ける時代、それらZ世代にオンキョーのブランドが響かなかったのかもしれませんね。

これは色々な業種にも起き始めているのかもしれません。

例えば自動車。バブルの頃は3,000ccの車が持て囃されましたが少し前はコンパクトカー、その後はハイブリッド、最近ではEV。

時代の波、世界の方向が脱炭素なのでガソリンエンジンがだんだんと無くなっていく時代。

開発で欠かせないレースでもハイブリッドが導入されてきています。そのうちにEVというのも出て来るでしょうね。

EVのレースでは風切り音のみの静かなレースになってしまうかもしれません。レースの醍醐味はあの官能的なエグゾーストノートが肝なんでしょうからそこは音楽家や音楽機器メーカーのでしょう出番かもしれませんね。⁉️

ハーレーダビッドソンというアメリカのバイクの排気音が実は商標登録されているって知ってますか?実際はモーターで走っていても回転数に応じた排気音をスピーカーで鳴らせばあの独特の3拍子は再現できるし制御器をつければ回転数に応じた振動を再現したりエンジンの癖なんかも再現できると思うのです。

先日、ポルシェのタイカンが走ってるのを見たのですがEVなのにそれっぽい音をして走ってました。

こういうふうになっていくとガソリンスタンドが必要なくなるので何処かで充電ステーションにシフトしたりする必要があります。

エンジン不調がなくなるので自動車整備工場での修理も変わって来るでしょう。自動運転も導入されて来るから保険料率も下がり保険屋さんの営業スタイルも変わっていくと思います。

トヨタもサブスクを推進している様に売るだけでなくメンテナンスや維持迄もサブスクで供給する方向だと中古市場や車検などもそちらに一元化されていくかもしれません。

自動車産業だけでなく様々な業種業態でこういう古い在り方からの脱却が必要なのだと思います。

此処で自転車業界なのですがロードバイクなどのスポーツユーズは別だと思います。一般ユーズは今のところ変化がありません。元々シンプルな構造のマテリアルなので今後は素材がグリーンエネで作成されてるかどうかというところが重要になってきますが幅広い世代のニーズが安定しております。

今後の変化は原材料の高騰で急激な価格上昇と自転車不足が世界中で起きます。

日本では自転車って1万円で買える物っていう感覚がいまだに蔓延っているのですが今や問屋さんでもそんな値段で買えません。

そこで流通の現場と消費者の思い込みの差がこれから起きていくでしょうがこれだけガソリン価格が上がってきた現在。少しでも節約する為自転車に乗る人が増えるでしょう。

お店に行ってもお値打ち車がない、予算オーバーしてるとなれば今持ってる自転車を直す又は中古という物を探される様になります。

そこに大きなニーズがあるんです。巷では街の自転車店がどんどん減っています。量販店さんはメイン通りにどんどん出来ていますが手間のかかる修理であれば買替えをされるのですがその買替えする自転車が上海のロックダウンで品薄なのです。

工場が上海以外あっても部品工場が上海にある確率が高いのです。

自転車の修理、中古って地味ですがこれがこれからの時代にマッチしていくでしょう。

今の業種、仕事はそのままで今から取り組むローリスクな事業として自転車店ビジネス考えてみませんか⁉️

詳しくはお問い合わせいただければお話しいたします。

副業から始めて複業にしていく事で新たな柱を作りましょう。

今日も此処まで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏