こんにちは。代表理事の中根です。
先日、ある法人様よりノーパンクの施工依頼がありました。
半年前、営業回りをするツールとしてノーパンク自転車をお探しのお客様でした。
中区の名古屋市内の会社ですが駐車場や一方通行などで時間を取られないようにとの事での選択だそうです。
その時は条件が一つあって営業で乗られる方がとても体格が良いのでそれに耐えられる車両との事でした。
私の経験として今まで某宅配メーカーのリヤカー付き車両とかを担当させていただいておりましたので自信があります。
『どのような要望でも対応させていただけますので詳しいお話させてください』と電話でお応えしたところ電車でお越しいただけました。
弊社のストックにフレームパイプの太い27型3段変速でリア車輪のスポークが#12を採用した車両にノーパンクを装着した車両の提案しました。その車両のターゲットとしては高校の運動部で体格の良い子が長距離を通うのに適した車両です。
諸経費など全て込みで42,900円だったんですが別に於いてあった電動アシスト自転車に目が留まり快適さを求めて電動アシスト自転車で話がまとまりました。
但しその車両はチューブ式なのでパンクすることは承知でお買い求されました。
こういった経緯で営業先から帰り道で大きな釘が刺さりパンクされそのパンクしたタイヤをノーパンクにして欲しいという依頼でした。
その時もあちこちのお店にノーパンク施工依頼をして片っ端から断られ最後に弊社に依頼をいただけた訳です。
午後からの営業でも使いたいとの事で緊急出動しました。
タイヤ、T-core、工具を持ってお伺いし、お昼休憩をされていらっしゃる30分程でリヤタイヤの交換と全体の安全点検をして完了しました。
画像で後ろタイヤの空気を入れるバルブがなく、白いプラグが出てるのがお分かりでしょうか?
いつか前タイヤがパンクされた時、もう一度スクランブル出動があるでしょうがこのトラブル回避劇を営業されてる立場なら日常会話で出ると思うのです。自転車なのでその乗り心地をその場で試乗して検討される法人様も今後増えていくでしょう。
この脱炭素化のインフレ時代自動車、ガソリンなどが上がっていく時代にランニングコスト削減の為に自転車にシフトする企業がどんどん増えていくでしょう。
1番困るパンクが無ければ総務部として管理が簡単ですしパンクによる臨時出金の処理をせずに済む経理部にも優しい乗り物となるはずです。
こうした提案を積み重ねて安心して業務遂行できる手段としてお手伝いできる企業として在り続けていきます。
自転車の整備技術とノーパンク施工スキルが有れば差別化した集客が可能になるという事を実感しました。
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏