こんにちは。代表理事の中根です。
今日の新聞の記事より。
コロナ禍で半導体メーカーの工場閉鎖などで半導体が無い為に自動車の生産が出来ずにいた各メーカーが半導体の在庫を増やすという記事でした。
去年の5月からいろんな原料の相場を表計算に落とし込んでいるのですが冷延1.6ミリ鋼板の値段が2020/6/4の時点で85円でずっと平行線だったのが今年に入ってから1/30 105円、4/9 120円、6/11 140、9/8 150円と15ヶ月で2倍近くの価格に上昇しています。
この素材が何に使われるのかは判りませんが鋼板の最上段にも記載してあるので需要が高いのかなぁと思っております。
厚みからして車のボディーに使われるのかもしれないから車社会にはこのデータは残した方が良いかなぁと思ったのがきっかけです。
これは憶測なのですが半導体が間に合い出したという事で生産が再稼働になって鉄板の値段が上がってきたんじゃ無いかって思うんです。
6月頃から銅が緩く下がり出したのはモーター部材の作り置きが一旦目処がついたとかエアコンの配管の生産が落ち着いたのかなぁと思っております。
今後、半導体が間に合う様になってくると世界中の自動車メーカーが生産を始め、原料の金属などが更に上がっていくかもしれません。
当然、自転車も鉄やアルミでできておりますので原料が上がれば価格に転嫁される様になってきます。
この時期から自転車メーカーが来年の春の通学に使う自転車の発注や生産計画を練る時期です。昨年は世界的な自転車需要で一部の部品生産が追いつかず売り上げを逃してしまった販社も多く在りました。今年はそれを見越して自転車メーカーも原料、材料の調達に神経を尖らせているはずです。
脱炭素化で鉄鉱石からの鉄の精製からリサイクルに移行しているはずなので原料生産量は過去の工法よりも少なくなるので高騰していくのでは無いか?と感じております。
私は相場を張るつもりはありませんのであくまでも個人の妄想です。
2022モデルが発表されるのがそろそろなのですがいろんな要因が入れば定価の上昇は否めないと思います。
お値打ち路線の販売店は工夫をして利益を圧迫して売上を作られるかもしれません。
この価格上昇が一時のものでなければ利益を圧迫した販売は継続が困難になっていくんじゃ無いかと思います。
価格上昇を受け入れてそれを提示しながらビジネスしていく必要があると思います。
自転車にしてみれば年々安くなっていく傾向だったものが経済上昇に則った価格になるチャンスだと思います。
当然、リユース(中古車)市場も広がっていくでしょうから今まで底辺を彷徨っていた自転車業界にとって今の時代は大きなチャンスだと思います。
しかも強豪がとても少なく人手が足りません。個人事業主として本業、複業共にアグレッシブに稼ぎに行こうと思われる方にはローリスクで安定できるビジネスモデルのはずです。
在宅ワークやリストラなど、将来に不安を少しでも持たれている様でしたら一度お声がけください。雇用という考え方から自らを雇用するという考え方ならばきっと打開策に繋がると思います。
HPのお問い合わせ欄よりなんなりとどうぞ。
お問い合わせが増えてきましたのでお返事が遅れる事があるかもしれませんがご了承くださいませ。
今日は自動車の半導体から無理やり自転車業界にこじつけてみました。
ここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏