自転車技士技術指導

こんにちは。

代表理事の中根です。

先日は兵庫県の姫路へ技術指導に行ってまいりました。昨年末からお問い合わせをいただき今年の1月から月一で通っております。

先月迄は車輪の組み立てを重点的にやってましたがコツを掴んできていただいたので車両全般に取り組みました。

姫路のTさんはご自身や友人のロードバイクの組み付けをされるという技を持っておられます。

今回の試験で使う車両のパーツグレードに開きがあるので全くの別物に戸惑っておられました。

流石、外す時のポイントと取り付けのポイントを一度教えただけで迷う事なく取り組まれる姿に痛快感を覚えました。

一発目は車輪からの組み立て。

タイヤ、フリーホイールを取り付けるまで32分。

最低でも25分に組み上がっていただく様にアドバイスして今回は後ろ車輪以外の反復練習をしました。

逆爪エンドの構造に

戸惑いながらディレーラーを取り付け

チェーンコネクターでサクサクと仕上がっていきます。

ロードバイクはキャリパーやディスクなのでVブレーキのブレーキシューの取り付けにおっかなびっくりでしたが一度教えたら回を重ねることにスムーズに部品の取り付けが出来る様になりました。

試験では前後のディレーラーのアジャスターボルトを全て締め込んでから取り付けなのでこれらをリリースしてからのインナーワイヤー取り付け。

ここを反復練習して勝手を掴んでもらうことで後車輪の次に時間の掛かる変速調整の時短に繋がる様になっていただきました。

2巡目での提案事項

①使う工具だけを出して持った工具で締め付けるネジを全て締めて工具箱に収納する

②大きな物を先に取り付ける

後ろ車輪、前車輪、ハンドル、サドルを先に取り付けてしまう事で手元に出ている部品がない事でのゆとりが出ることが狙い。

工具を持ったりおいたりするタイムロスを極力少なくして締め忘れ取り付け忘れを無くし使い終わった工具は工具箱に入れていくことで作業の確認もよりスムーズになる。

一番心配なインナーキャップの取り付け忘れも並べた工具の最後にラジオパンチとインナーキャップが残っていることでつけ忘れを回避。

今後の目安としては後車輪の組み立てを25分。車両本体の組み立てを20分で終わらせる事で会場で一番最初に退場して伝説を創るというシナリオにしました。

背中にお店のロゴを入れて退出する事で多くの受験者に宣伝する事が出来る

私が受験した時は車両の決まりが今よりも緩かった為30分で組み上げて退出しました。その時同じ会場で受験していた人が今だにリスペクトして下さります。

姫路のTさんにはせっかく受験されるのだから有効に活用していきましょうと話をして来ました。

お盆明けに最後の訪問をしてこのタイムをクリアしてもらいます。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました