さよならセダン

こんにちは。代表理事の中根です。

8/30の新聞に車の趣向が変わってきた旨の記事がありました。

私自身。車は好きですのでこの記事に釘付けになりました。

個人的には2シータースポーツカーなんてのに心躍りますが乗ってる車は超実用的な物(笑)

今トレンドがセダンからSUVに変わってしかもガソリンからEVへと世界中がシフトする時。エンジンが無くなっていく時代にガソリンそのものも高価になっていくでしょう。

今私が無理をして欲しい車を買った時、燃料代の高騰や規制強化などで維持をしていく自信がないので様子伺いで軽自動車なのです。

自動運転とシェアリングがもっと普及すれば必要なときに必要な大きさの乗り物をチャーターすれば目的地に乗せていってくれる街づくりがなされていくでしょうから車に対する価値観もいろんな意味で変わってくると思います。

私が免許を取得した時代は自動車がステイタスシンボルでした。どのブランドの車で何処のナンバーが付いているか、そして何台持ってるかだったように思います。レンタカーの『わ』を見るとからかわれ冷やかされる風習も知ってます。

そのナンバーの為に中流家庭ってキーワードに踊らされて一軒家と車をローンで買ってバブル崩壊で苦しんだ方々をたくさん見てきました。

これからの時代、地球に優しく生きる流れになってきました。

移動の時間をリビングの様に過ごす事は一昔前ではリムジンを持ってる一部のお金持ちだったのでしょうが自動運転のEVならば地球に優しく会議をしながらとか目的地に向かう事もできる訳です。移動の時間を寝る事もできるしスマホを操作する事も出来ます。

今の交通事情では寝ながら移動とかスマホ操作しながらは危険運転になってしまいますから需要は高まるでしょうね。

自動運転のインフラ整備、管理にコストがかかるのでシェアリングしても今の自家用車以上にコストがかかってくると思います。自動運転のマイカー所有は自家用ジェット並みの維持費が掛かるのではないでしょうか。

未来の事はどうなるのか判りませんがあくまでも私の一方的な妄想ですのでご容赦ください。

やはりその時、ちょっと買い物とか駅までとかいう移動では自転車、電動アシスト自転車が見直されていくと思います。

自動車の電動化に伴い充電インフラが整っていけば今のような大きなバッテリーを搭載しなくてもスッキリしたデザインの電動アシスト自転車に変わってくるかもしれません。

充電技術も進化しているので非接触充電などで車も自転車も小さなバッテリーで動けばリチウムイオン電池に使うレアメタルの採掘にCO2を排出しなくても済みます。

8/31の新聞には走行中の充電技術開発の記事が載っていました。

そうなった時、雨対策されて簡単な空調のついた自転車が出てきたら現在の自動車の様にパーソナルな移動デバイスになるかもしれません。

電動自転車の面白いのはアシストモード(電気を使って走るモード)ではなく回生モード(発電しながら走るモード)をチョイスすればペダルに抵抗は掛かりますがトレーニングをしながらの移動が可能になるという事。当然スマホと連動されているので充電したエネルギーは売電され電子マネーかポイントで還元されてくる仕組みにも出来る様になるはず。

太陽光発電や風力発電の他にも人力発電というカテゴリーも生まれるかもしれませんね。

そうした未来の可能性を大きく持った自転車。モーター部分はさておき他の部分は至ってシンプルなのです。消耗品を交換出来る技術と点検スキルが有れば仕事として成り立っていくはずなのです。

今、日本の組合に加入している正規自転車店は9,000軒を切っております。そして平均年齢が高く60歳で若手と呼ばれる状態なのです。職人ですから一朝一夕に育つ事は出来ませんが短期集中で一通りの事ができる様にする事はできます。

自転車技士という資格を取得し、これから弊協会の発行するノーパンク技師の資格を両方取っていただければ大体の自転車の点検修理ができるようになります。

需要は鰻登りになるのにメンテナンスステーションの減少では社会的に困惑してしまいます。人に喜ばれる資格取得しませんか?

現在、自転車寺子屋として技術指導を行っております。

なんなりとお問い合わせくださいませ

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏