こんにちは。
代表理事の中根です。
昨日に引き続き今日の新聞にもホンダの2000人早期退職の記事が載ってます。
この記事の隅々に今後の移り変わり予想が記載されています。
ガソリンエンジンからEVにシフトする事で部品点数は約半分。
エンジンの部品工場などがエンジン部品製造としての仕事を失ってしまう事で外注メーカーにとっては次の生産する物をどうするのかという状況だと思います。
その記事の下にはバイデン政権の排ガス削減策が載っています。これを見ると世界的にエンジンを造る業態が縮小しながらも燃費の向上を義務付けられていくという事。
当然、ガソリンの需要が減るので維持コストから大幅な値上げが予想されます。
新車ガソリン車の規制ですので既存のユーザーはそのまま乗るとしても燃料代の高騰で買い替えや不所持される方も増えていくと思います。
近い将来ガソリンスタンドを探すのが公衆電話を探すのと同じくらいのレベルになってしまうかもしれません。
ガソリンスタンドも充電設備などを置いたりして存続していくでしょうが無人化したりしてコストを抑えてくるでしょう。
車検工場などではオイルをはじめとするエンジン部品の交換などが減る事で売り上げが減ってしまうでしょう。
そこで削減された人員の雇用はバッテリーメーカーなど新たなところで落ち着いていく事でしょうがこのへ変革期は明治維新に匹敵するくらい大きな常識が変わっていくと思います。
環境保護を前提とした世の中、生活や仕事の在り方も一気に変わってくるでしょう。
その時、皆さんの頭をよぎるのはガソリンとお金の掛からない移動手段として自転車になるのでは無いでしょうか?
今までの感覚だとホームセンターなどで1万円ちょっとで手に入るという認識なのですがこれが段々と手に入りづらい世の中になっていくと思います。
詳しくは次回のブログネタにさせていただきます。
これからの時代。燃料代を気にせずにスパーカーの爆音を響かせられるのは本当のお金持ちという事になるでしょうね。アラブの石油王も脱炭素のトレンドで裕福な生活を見直さなければならなくなるかもしれません。
1990年。日本には3万3千軒の自転車組合員が居ました。2020年1月では9,000軒を切っております。薄利多売についていけなくなった個人店の廃業により修理の出来る自転車店がどんどん減って高齢化しております。
次世代に目が向けられる自転車という乗り物。その時はデバイスになってるかもしれませんがそれの修理が出来る拠点、技術者が必ず必要とされます。
自転車技術者は身体で覚える事が多いので本やネットの情報だけでは直す事ができません。
覚えるまでの時間も掛かります。
次の時代の職業として今から勉強始めて見ませんか?
気になられた方はお問い合わせ欄よりなんなりとどうぞ。
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏