こんにちは。
代表理事の中根です。
今日の新聞にアップルが日本国内で正規修理の店舗を広げるという記事がありました。
私はiPad2個、iPhone10を持っています。
今まで、壊れて修理に持ち込もうとするといちいち名古屋の栄まで行かなくてはならず急ぐので買い替えしております。
iPadは一昨年の年末。朝起きたら画面が真っ黒になっていて起動せず修理に持ち込む時間が無かったのと距離が離れた所に住んでいたのでauショップにて新規購入。その機種も不具合があり栄に持ち込んだ時真っ黒になった方のiPadを見せたらクレーム処理で新品をいただいた事から2台持ちになったのです。
今後、脱炭素を推進する上でスマホの中には多くのレアアースが入っているからその採掘で多くのCO2を出してしまう為、リペアを広げていくものと思われます。
平成までの世界的な動きは大量生産大量消費でしたがここへ来てGAFAの一角であるアップルがリペアに乗り出した事は世界的にみても大きな進路を照らしてると思います。
先日、北関東を走っていて気がついたことに至るところに外国人運営のヤードが在ったんです。各家庭から出た粗大ゴミを回収、分別して輸出する事でビジネスが成り立っている様です。
ある方に話を聞く事がありました。日本は使い捨てされているので資源の宝庫なのだとか。
ボロボロの軽トラック1台と人脈を駆使して荒稼ぎできている外国人が沢山いらっしゃるとの事。詳細はここでは載せませんが驚きの事実が今の日本にあるのです。
その資源の一部に自転車が含まれています『made in Chaina』とシールが貼られていても日本からの自転車はアジアでは高値になるらしく輸出されていきます。
日本人も今ここで安さ重視で無く値打ちのある物をリペアして乗る事で最終的には安いお買い物でCO2削減が出来ている訳です。
弊社店舗事業部の壁面に飾ってある自転車。昭和34年式(62年前の物)です。当時の値段は不明ですがツノダの最上級スポーツ車です。七宝焼のエンブレム、3段変速、華奢な荷台と一本スタンド、現代のタイヤ規格のW/Oのお陰でまだまだ現役です。
目先の金額に左右されず良い物を永く使う事でその技術者や職人を支えて購入者本人も愛着のある物を永く使い続けることができる時代になってきたと思います。
特売の9,800円の自転車を販売する事で技術者が絶滅の危機に瀕しています。
目先の金額が気になるのであれば程度の良い中古(リユース車)を永く乗ることにしても良いと思います。
弊協会では技術者希望者に実際廃棄車両をバラしたりする事で慣れていただき中古を作成する事で実践の技術を身につけていただいております。受講生の方々から受講料を戴かず出来上がった中古車の売上を技術者育成料としていただく様にしております。
コツコツと身体で覚えた事を駆使して中古を作りそれが売れた時の感動をも共有して推進していきます。
興味のある方は問い合わせ欄よりご一報くださいませ。
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏