こんにちは。
代表理事の中根です。
2030年迄の温暖化ガス削減の目標を遅くとも6月のG7までに固めるというニュースが発表されました。
漠然と2030年って9年も先の事なのでピンとこないのですがその骨子を今年の6月ということは官民一体でピッチを上げて計画する事になるわけです。
各省庁では有効な企画を通す為の会議やプロジェクトが盛んになるでしょうし、それに沿った法案などを通していく事も大事になってきます。
民間においてはそれらの動きと連携して脱炭素化を推進させる必要が出てきます。
経済を今までの様に回しながら代替エネルギーにシフトする訳ですからやれるかどうかよりやらなければならなくなっている状態です。
石炭、化石燃料を削減して水素やアンモニアなどのエネルギーに本格シフトするわけです。
今までの経済が化石燃料にドップリ頼った世界なので全く別物の世界にする位の事をしてこそ新たな時代の流れに乗ることが出来るわけです。
バッテリーの開発や素材のニュース、水素の摘出メソッドやインフラに関するニュース、風力発電や太陽光発電、代替の燃料のニュース、CO2をコンクリートに封入してしまうニュースなど未完成ながら急ピッチで世界が進行形である事には間違いありません。
人間ってどうしても今までと同じ流れとか安定を好む生き物だと思います。
今の時代(今までの時代)は懐かしく便利なんですが、個人としてもここで決別をしていく必要が出てきたと思います。
個人レベルでも如何にしたらCO2を削減出来るか考えた人だけが次世代に残っていけると思うのです。
新たな受け入れと排除を繰り消していく事で令和人として生きていける
そう思っています。
去年の始めに外出自粛した時、空気が澄んで街が静かになりました。ああいった動きが今後自主的に起こっていく事で新たな時代が形成されていく様に思います。
そうした動きの中で自転車という移動手段がとても有効であるわけです。
自転車業界としては今迄の大量生産、大量消費の流れをしているので変わっていくべき要素は沢山あります。
古いからとか壊れたから買い替えてしまうとそこでCO2が発生してしまいます。
中古というと聞こえが悪いので再生とかリユース、リビルトなどという例えでの流れを作れば新たな雇用を生みつつ業界を発展させ、社会貢献にもなるというWIN-WIN の状態ができると思います。
一つ付け加えておくと新車を売るのは良い事なのですが高額でもより良い物として産み出していく事で価値観を高め、新車メーカーの存在が出来る事で更にリビルト市場も活性化していくでしょう。
安売りは今後物流費や原材料費の高騰で難しくなっていくと思います。
自転車のリビルト市場では技術者が必要になります。30年前に3万3千軒在った日本国内の自転車店が昨年1月では9,000軒に減っている事実。その9,000軒は60歳代で若手と呼ばれるほど高齢化し益々減少して行ってしまいます。
弊協会は自転車技士の推進活動とノーパンク技術士の育成をして次世代の業界を担う人材と共に活動していきます。
これをチャンスと思う方。お問い合わせ欄よりご一報くださいませ。
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏