メンタルマネジメント 下意識1
こんにちは。代表理事の中根です。
今日はメンタルマネジメントの下意識についてお伝えします。
『意識』をしていくとだんだんとその意識をしなくてもそれが出来る様になっていきます。それが『下意識』です。
ダウンロードに近い感じですね。
例えば
自転車に乗れる様になった事
野球の投球フォームやスイング
自動車の運転
パソコンの操作
とにかく日常のいろんな事に皆さんが体験されている事です。
自転車であれば乗るということから更にフリースタイルのライダーが技の完成をイメージして動きを意識してずっとアップロードする事で神業の様なバランス感覚を下意識で扱える様になります。
野球のスイングなど飛んで来る球種やコースを想定して何度もバットを振る事で下意識でその球種をイメージしたところへ打ち返す事が出来る様になります。
車の運転においても手足の操作を下意識に落としてしまう事で走行中に会話ができたり別の事を考えながら目的地に着く事が出来ます。オートマチック限定の人はマニュアルに乗る場合クラッチ操作やギアチェンジを意識する事で下意識に落とすアップロードでスキルアップします。更にレース活動される方なら全てのペダルを同時に踏みながらハンドル操作でカウンターなどを意識して練習する事でダートやサーキットを走る事ができる様になります。
出来ない事を『才能』という言葉で片付けてしまいがちですが
敢えて言うならどんな目標とイメージを持つか、そのイメージにどれだけワクワクしているかの違いだと思うんです。
BMXフリースタイルのライダーと話するとイメージしている技を楽しそうに語ってくれます。それに対しての練習するのですが体がそれに対応するまでに時間が掛かるから彼らの口癖は『1日に8時間しか練習出来ていない』っていうくらいストイックになっていきます。
イチローもイメージを元に楽しくて楽しくてたまらなく、スイングを下意識に落としていく練習量が普通の人より少し多かった事で世界的なプレーヤーになれたと思います。
怖いのは下意識に落とした後、『意識』をしていない為自己流の勝手な意識や無意識の日常の動作に下意識が書き換えられてしまう事なのです。ネガティヴなイメージや悪い見本をイメージするとその様にアップロードされてしまうこともあるのです。
自動車で危険な運転してる人をよく見かけますが本人は気づいていないのです。自動車学校を卒業してからそういう動きをアップロードしてしまったのでしょうね。
常によいものを観る、聴く、話すという環境下に自らを置いている事も大事ですよね。
下意識に沢山の仕事をしてもらう事で高いスキルを発揮する事が出来るメカニズムを紹介しました。最初は『意識』をして辿々しくてもそれが『下意識』に落ちていく事を知っていればよいわけです。
因みに自転車技師の試験は自動車のマニュアルの免許を取るくらいの難易度です。それさえ知っていればそれほど難しくはないのです。技術を下意識に落とすだけですから。
どうせならば最初に高い技術を下意識に落とした方が後々有利ですよね。
自転車店ビジネスに興味をもって稼いでみようと思う方を応援していきます
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏