シマノ純利益33%減
こんにちは。
大変ごぶさてしておりました。代表理事の中根です。
本日の新聞にシマノさんの記事が載っておりました。
コロナから自転車業界が一転しました。
世界中がソーシャルディスタンスを推奨しオランダなどでは国からの補助が出るという事で生産国に一気にオーダーが上がりシマノさんのキャパシティを越えてしまった為、スポーツバイクの生産が追いつかず業界での問題になっていました。
それが段々と落ち着いてきたという事なのだと思います。
コロナによって世界でのユーザー層が拡がった事でその方々の買い替え需要などが今後コンスタンスになっていくのでは無いかと推測しております。
ロシアによるウクライナ侵攻でエネルギー価格、鉄やアルミなどの原料価格、輸送コスト、為替レートなどの変動で『自転車は1万円で買える』という常識を覆す事になりました。
自転車というのは数年に一度買うかどうかの耐久品なので弊協会の店舗事業部にお越しになる方でもそういった驚きをされる方々は少なくありません。
新聞の折り込み広告でも以前の1万円クラスは18,000時円台の価格です。
本日の別の記事ではスクラップ鉄の価格上昇という記事も目に入りました。
鉄の需要が上がって価格が上昇してるということはこれらが精製されて新たな鋼材などになった時には価格が添加されてくるという事。
そのうちに1万円台で売られていた事が伝説になる時代が来る可能性は高いと思います。
時間はかかるでしょうが使い捨てされていた自転車が直して乗る物という認識に移り変わっていく様になるでしょう。
コロナ禍からの自転車ラッシュですが、今後の時代背景で電気代の高騰、ガソリン代の高騰、食料品の値上げなど家計を揺るがす要因が多く見られます。そうなればガソリン代を節約するというのは真っ先に取り組まれるであろう案件。
現在お持ちの自転車を直したり新たに買ったりするもしばらくすると修理、点検は必要になってきます。
その時、自転車のメンテナンスが出来る技術者が少なくて需要が増えると思います。昭和の時代迄はそうした技術を習得出来る機会や場所は『小僧』という風習で大きなお店に住込みで見習いに行って習得してくる事で横の繋がりや情報網、取引先などを開拓する事ができました。
今の時代ではそれに加えてインターネットやSNSなどで情報を得る事ができる様になりリモートなども視野に入れた工夫もできそうな時代になってきました。
弊協会ではまずは対面で技術習得をしていただき技術者同士の横の繋がりをオンラインサロンにて共通して更なるブラッシュアップや情報共有、仕事の共有などを展開していきます。
販売して終わりではなく販売してから始まるお客様との関わりが大事だと思っております。
自転車の場合、部品点数が少ないので技術習得はとても早く行えます。
部品点数が少ないということは工具の種類も少なくて済むという事。
他の乗り物と比較するとローリスクな資格でありながらより多くの需要を抱えていける産業に変化していくでしょう。
今現在では資格がなくても開業が出来る仕事でもあります。
まだまだ未開の業界だからこそ色々と取り組んでいける伸び代を多く抱えております。
一緒に新たな時代を構築していきましょう。
お問い合わせ欄より何なりとお願いいたします。
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏