こんにちは。
代表理事の中根です。
14日の新聞に興味深い記事がありました。
AIが豚の小腸の縫合に成功したとの事。
2年前、手術の遠隔操作する機械の特許が切れて一般に広まれば腕の良い医師がリモートオペレーション出来て多くの命が助かる。
その機械がもっと安くなれば自転車店に店主が居なくても機械に乗せれば遠隔での修理をすることができる様になるからリモートワーカーやギグワーカーという働き方が出来るだろうというブログを上げたことがあります。
腕の良い外科医の手元をAIが真似ることができれば手術時間の短縮やコストダウンなどメリットが大きくなるでしょう。
その発展系で小手先の技術が数値化出来ることでいろんな職業にも応用が可能になるかもしれません。自転車業界においても技術者不足解消に大手がリモート機械とAIを駆使して修理部門に参入してくるかもしれませんね。
現時点では費用対効果が合わないので参入は先送りでしょう。
人間が身につけた技術は宝です。昔から『芸は身を助ける』といったもんですよね。
自転車は部品点数が少ないので整備、修理の技術は自動車やオートバイほど大変ではありません。
幅広い年齢層が乗る物だからこそ技術者がたくさん育てば多くの方に喜んでいただけるはずです。
もし、そういうAIが出来てきた場合、導入してAIが出来ない整備を人間が教えていけば自動販売機の如く売上が上がっていく仕組みが出来るでしょうね。
人間にしか出来ない出張しての整備、修理などは残っているので心配することもないでしょう。
機械やAIによって便利になる世の中というのはそれに依って仕事が奪われる人もいるという事。
今の時代、今やってる仕事が5年後、10年後どうなってるのか調べて次なる一歩を手を打つ時でしょうね。
政府からリスキングに1兆円というニュースも出ています。
時代の流れに伴って新たな学びを促すという指針でしょう。
一つの選択肢として円安、資源不足の時代を前に自転車技術者としてのスキルを磨くというのは如何でしょうか?
販売は販売専門のお店に任せておけば工具と補修パーツというローリスクでスタートが可能です。
街の自転車店が減少しているのに需要が増えている業界なので新たな展開が可能かと思います。
疑問点などはHPのお問い合わせ欄より何なりとお願いします。
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏