こんにちは。代表理事の中根です。
先月末、とうとう銅相場が1,000円台を突破しました。
昨年の5/14からのデータなので短期間なのですが銅、ガソリン、アルミと右肩上がりです。
以前のブログでも記しましたが脱炭素化が進むにはモーターが必須な為モーターに使われるコイルの素材である銅。そしてモーターハウジングの素材であるアルミ高騰しているのではないかという私個人の予測です。
ガソリン1キロリットルの相場が80,000円から112,000円になっているのも脱炭素化へと移行する為の重要な要素なのかもしれません。
単に二酸化炭素を削減して電動化というだけで無くその経過でレアアースなどの発掘などでどれだけCO2を排出しているかが問われている現状の様です。電気化する為の超えるべき壁。
韓国では燃料電池として水素の生成を1兆7000億円の予算でインフラ整備するとの事。
現状からCO2の排出を抑え、それを確立した時第二の産油国という立場になるのでしょうね。
各国躍起になってイニシアチブを獲ろうとしてるように思います。
ガソリンが高騰すれば一般の使用が控えられる為、インフラに必要な分として使える為だと思っております。
私が推測するには不本意ながら更に高騰すると思っております。
その損益分岐点前にはトラックやバスなどのエンジン技術の飛躍や電動化などに進化していくんじゃないかと思っています。
そこまでになるには期限があるので長い時間を要しないと思っております。
密を避けた移動と燃料の高騰化で運賃の上昇なども想像できます。
したがって、個人の移動は自転車、電動アシスト自転車に大きくシフトすると思うのです。
いつものこじつけかもしれませんが自転車は人力ですのでCO2は人の呼吸だけで済むのです。
その自転車は使い捨てをしていてはCO2を増やしてしまうので原料の高騰と相まって段々と高価な物になっていくはずです。
リサイクル、リユース、リデュースなどという言葉が定着してきましたが自転車というのはどれも高次元でそれらを推進出来る乗り物なのです。
現在、今までの量産型の社会の影響で街の自転車店が後継ぎ無くどんどん閉店していってる状態なのです。売る事もとても大事なのですが世界的なトレンドである脱炭素という見方をすれば技術力でCO2を減らし、生業にできる最短の仕事だと思っております。
一台に使われる部品点数は数えるほど。当然専用工具も数える程。それら壊れた部品を取り替え組み付ける事で再生、修理が簡単に行えるのです。
次世代の副業、本業として自転車店ビジネスを視野に入れていただけたら幸いです。
先日、お問い合わせいただいた相談で資格を持ったらどれだけ補償してくれるのかという事がありました。確かに切実な相談ですね。
これは、個人事業主としての提案です。資格を持ったら給料が上がるというサラリーマンのスキームは通用しませんが勤め先でも脱炭素化の取り組みをされているでしょうからそれに沿った社内取組みしてらっしゃるはずですから企画書をあげてみれば社内での立場が上がりお役に立てるはず。給料が上がるかどうかはその時の取り組みや成果次第でしょう。
軌道に乗るまでは副業で良いと思います。世の中の動きと弊協会の進む先は同じだと感じているので携わっていれば色んな提案や仕事が創出出来るはずです。
今日も此処まで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏