こんにちは。代表理事の中根です。
昨日、浜松のエージェント様にお邪魔していろいろお話をお聞きしていました。
このブログを見ていただいているとの事で大変嬉しい限りです。
いつもアップロードする時に誰が読んでくれてるんだろうか?と思いながら更新ボタンを推すのですがとても救われた気持ちになりました。
さて、今朝の新聞記事。初めて聞くワードが見出しに載っていました。『気候難民』
温暖化が進むと2050年に世界で2億人が気候難民になってしまうという試算。
CO2の排出が増えると地球が温暖化するという事はみなさんが知ってる通り。その温暖化で北極、南極の氷や山頂の雪が解けて海面上昇すると言う事。
日本では太平洋側は平地で海抜が低い都市が多いのでそこが水没してしまう。一時的でなくじわじわと侵されるのでその都市での生活はできなくなってしまう。当然交通網も其れに沿ってインフラ整備されてるので海と山の境目を線路や道がある地域では流通の寸断だ生じる。
特に昨日静岡を横断していてそれを感じました。
そして夏はさらに猛暑が進み気圧の上昇が酷いのでゲリラ豪雨がもっと増えるんじゃないか?
ここ数年の異常気象を越えた降雨量で山間部、河川敷河口部の被害はもっと増える様な気がします。
そして春にやってくる黄砂。モンゴルのゴビ砂漠の砂が飛んで来るらしいのですが冬場砂漠に雪が覆い被さっているのでこの程度で済んでいたものが温暖化で雪の解けが早くなり多くの黄砂が偏西風に乗って飛んで来る事。この細かい砂が大気中の汚染物質を吸着してしまうのでPM2.5として健康を害する物になってしまっている事。
そして病原菌などが活性しやすい温度になってしまう為広範囲に病気が発生したりしてしまう事。
コロナ禍の様なウィルスが発生してしまうと更に今回のような世界的なシャットダウンが進んでしまう事。
温暖化が続くと負のスパイラルに進んでいってしまうのです。
あと1.5°平均気温が上がってしまうと自力で地球の環境を保つ事は出来ません。
それを食い止めるために世界中の国や企業が脱炭素化、SDGsを進めているのです。
今迄の便利な生活は二酸化炭素排出の事は考えられて無く、何気にしてきました。大量生産、大量消費、薄利多売など物のコストを重要視して来ました。
人類が大きく変化する時なのかもしれませんね
これからは原始的な生活様式に戻っていくかもしれません。
ロシアの侵攻で石油、NLGの価格、鋼材、食糧の価格が高騰しています。
実際日本だけでなく電力会社は値上げ。ガソリンの値上げ。この状態が続くと計画的な停電という手法も視野に入れた方が良いかもしれません。
夜、街は真っ暗になり昼間太陽光で充電した電力のみが明るさを提供してひっそりと生活する様になるかもしれません。
幸いリモートワークがあたりまえになってきたので順応性は高いと思います。
燃料高騰できっとガソリン価格も驚く様な価格になってしまい一般家庭では車をガソリン車を維持できなくなるかもしれません。
自動車はシェアリングなどが主流になって普段のチョイ乗りには自転車やそれに代わる物(電動キックボードなど)が重宝されるはずです。
今後生産される物にはCO2の排出を抑えた部品などを付けていく必要があるのでどんどん価格に転嫁され今までの様な手軽な乗り物という認識ではなくなっていくはずです。
取り敢えずどこの家庭にも在る自転車って一番手軽な脱炭素化ではないでしょうか?
パンクしてるからとか壊れたから、古いからって言うだけで買い替えしてしまう考え方を後悔する時代がきっと来ます。
私が8歳の頃石油ショックというものが訪れました。
その時、日本ではフラッシャー付き自転車が男の子の間で流行り約50年前その自転車が6万円していたのです。売り物に乗るんじゃないって言って自転車屋の息子なのに最後までフラッシャー自転車には乗れませんでした。
それが正当な価格だったと思います。
その後、量販店というものが薄利多売を始め、海外OEMなどをする事で価格をドンドン下げていきました。友人の中には今だに自転車って9,800円で買えるだろ?って言ってくる人が居ますがもうそんな新品自転車何処にも売っていません。
今後どんどんインフラが進んでいくと普通のママチャリと言われているものが7〜8万、電動アシスト自転車が40万っていう時代に突入していくはずです。
ママチャリが7万だと大事に修理して永く乗ると思いませんか?
原材料費、脱炭素化設備費、輸送費、円相場など考えると大袈裟な話ではないと思います。
残念な事に自転車業界は販売重視をしてしてきたので技術者を育てる時間やゆとりがありませんでした。それなので壊れた自転車を直すお店が激減してしまったのです。これからの時代需要が増える産業なんです。今、『手に職』として修理の技術身につけませんか?
部品点数が少ないのとJIS規格で共通部品が多いので使用工具も少なく済むので短期習得出来る訳です。
副業(複業)、社内事業部、法人事業部様々な提案が出来ます。リストラや早期退職を受け入れる時この企画が有れば社内ベンチャーとして立ち上げられるかもしれませんし、個人事業主として活躍できるかもしれません。稼げる手段が有るというだけで安心感あるはずです。
今後益々社会環境が変わっていきます。
これを機に追い風に出来る技、業界にしていきますので興味のある方は是非ブログ上部のお問い合わせボタンを押してください。
長くなってしまいましたが今日も此処まで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏