時代の変化に合わせる勇気

物からコンテンツへ

昨日の新聞に古河電工がEVに無線給電の技術を開発したとの事。

文章ではいまいち構造が分からないのだが通路や道路に配線を埋めておけばその上を専用の充電器を搭載した車が通る事で走行しながら充電、給電ができるという物らしい。

そこに自動運転の技術が入れば倉庫のピッキングなどを無人で24時間無休でAIがコントロールする事が出来て注文後数時間で配送とかいうシステムにドローン配送が加われば注文後数時間でドローンが玄関先に置いていってくれる日も近いと思います。

古河電工といえば電装品などを製作しているメーカーという認識だったがこうしたコンテンツを販売していくように業態を変えていくのだなと感じます。

世の中がEV化や自動運転にシフトしようとしている変容の時代。

これくらい大胆な事が必要なのかもしれないと感じます。

私が子供の頃フジカラー、サクラカラー、Kodakというフィルムメーカーが在りました。高度成長期でカメラを手にした人達が写真を撮る事で街の写真屋さんも現像という仕事が出来ていました。

デジカメやインターネットで画像はデータで送る時代。世界大手のフィルムメーカーは2012年倒産。サクラカラーはコニカミノルタとして業態を変え、フジカラーは富士フィルムとしてけしょうひん、サプリの会社へと変貌した様に時代に沿って変化が必要なのだと感じた。

古河電工も先を見据えた革新で素晴らしいと思いました。

自転車業界も今までは一つの企業、問屋、自転車店とそれぞれがバラバラにそれぞれの仕事をしていた時代から業界全体を一つのコンテンツで共に共存していく時代なのかもしれません。闘う相手は近隣の同業者から自分自身、古い考え方なのかもしれませんね。

先日の浅草での合同展示会。今までならば自分の会社の顧客だけを招待したクローズドの展示会だった所から競合相手と手を取り合い互いの顧客を一緒の箱で商談する事で更に互いの活性化を謀った主催の方の勇気ある取り組みに感謝と賞賛に値すると思います。

だからこそもっと変容しながら伸びていく業界をイメージできています。

何かご質問あれば問い合わせ欄からお願いします。

今日も此処まで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏