こんにちは。代表理事の中根です。
11/19の新聞にアウトドアウエアのパタゴニアが取り組んでいる古着の記事が載っていました。
企業として売り上げを上げる工夫をする事が当たり前なのに地球や消費者のことを考えるとこの取り組みは素晴らしいと思います。
一社だけの取り組みではなかなか大変だとは思いますがこうした動きが広がっていけば消費一辺倒の経済が変わってくるのかもしれません
SDGsや脱炭酸化の対策にはこうした今までに無かった取り組みが必要になってくる事と思います。
本日の新聞にも新疆綿を使わないアパレル企業の記事も載ってました。
原料安いことに人権問題が絡んで来ますからそうした事からのSDGsの取り組みなのでしょう。
安く仕入れて沢山作って沢山売るスキームが世界的に崩れ出したのではないでしょうか?
今までのやり方に固執したところは段々と改善を余儀なくされていくでしょうし大企業のそういう部署はリストラ等で対応しなければならなくなってきているのだと感じております。
大事に使っていく事をアピールされたいそこに今までとは違う企業イメージの発信につながっていくのでしょう。
自転車においても同じだと思っております。
安く売ってるから使い捨ててしまうのでしょうがコロナを機に原材料の高騰で製造コストが大幅に上がっております。
安く売れる要素がなくなってきましたから1万円を切って販売される事は段々と減っていくと思います。
更に日本は人口減少、少子高齢化が進んでいるので本当に消費を必要とする世代が少ない為全てに於いての売上というのは画期的な新製品以外は減少していくと思うので利益をしっかり確保したビジネスだけが生き残っていくと思います。
自転車業界ではお値打ちに販売するお店が増えて直したりする手間が掛かり手の汚れる業態がどんどん縮小してしまいました。
今後、パタゴニアの様な企業がどんどん増えていった時、まだまだ使える自転車を直して永く乗ろうとする考え方が増えていくはずです。
弊協会はその為に自転車を直せる職人を育成してまいります。
カリキュラムの流れをざっとお伝えすると
①廃棄される様な自転車をバラバラにする
◉コレによってどんな道具をどんな風に使えば良いのか体験出来る。
◉もし、失敗しても元々廃棄する筈の自転車なので存分に推進
◉失敗した時の感触やリカバリーの仕方なども体験出来る
②壊れた部品を入れ替える
◉構造が理解出来て交換時の注意点が判る
◉故障時と正常時の違いを体感出来る
③組み付ける
◉組み立てで注意する所が理解出来る。
◉もし失敗した時でも元々廃棄する自転車なので安心
◉失敗した時の感触やリカバリーの仕方なども体感取得出来る
③で仕上がった中古自転車を私が点検して合格した物を店舗事業部にて販売しております。
実戦でバラしから入る事で短時間で多くを学び体験していただく事で実に早い習得をしていただいております。
延時間や個人差もありますが現在受講された方々は平均して12〜15時間程で車輪を組み立て出来るレベルです。(この時間で習得できることを保証するものではありません)
人間、得手不得手がありますから個人差があって当然なのです。
コレで自転車技士や自転車安全整備士を取得する技術だけでなく応用が身につく訳です。
これぞ『手に職』
脱炭素化で世界中が自転車に注目している今、その業界で1番ニーズに応えられるスキルを身に付けていただきます。
いろいろお問い合わせいただいておりますがカリキュラム内容の問い合わせが多いので紹介させていただきました。
その他お問い合わせはHPのお問い合わせ欄から何なりとお願いします。
今日も此処まで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏