こんにちは。代表理事の中根です
12/2の新聞より宅配便において機能的な乗り物が試験的に導入されるようです。
記事では電動車としてあって電動アシストかどうかは判らないのですが画像のフロントフォーク、ハンドル、サドルの形状、保安部品のない事からして電動車アシストだと思います。
これならばドライバー(ライダー)は自転車なのでヘルメットを被らなくても良いし、一方通行や駐車禁止などに関係なく目的地に行く事ができる最強の武器でしょう‼️
フードが付いているので雨降りでも伝票の簡単な処理など出来るのは現場が喜びますね。
アシスト比を特例の1:3に出来ればこの大きさでもビックリするくらい走ってくれる事でしょう。
そうなるとメンテナンスという仕事が出来てくるわけです。
前職でY社のメンテナンスをさせていただいていたのですが宅配の現場は人の休みはあっても車両の休みは全くないのです。
トラックは車検というものがあるので最低でも年に一度点検をするのですが自転車などはどうしても乗りっぱなしになってしまい壊れて動かなくなってから緊急修理になる事が多いのです。
余計なお世話かもしれませんが画像では20×1.75サイズのタイヤを前後装着してあります。
重量のある小径車ですので宅配で使うと2ヶ月ほどで交換になってしまうでしょう。
これだけの重量の慣性がフロントブレーキにかかるのでパットの交換も頻繁にする必要が出てくると思います。
CO2削減で宅配業界の取り組みがここに行き着くであろう事は容易に判断がつきます。
自転車店技術者は正に次世代に必要不可欠なキーワードになるのです。
現在、S社がトヨタトライクさんの車両でデリバリー開始されましたこちらも今後いろんな問題に直面していくでしょうが業界を上げてフォローしていく必要があると思います。
世の中が2030年迄に脱炭素化などの取り組みを始めている今、
自転車の技術者が必ず必要になる時代が来ます。
法人化するところもあれば社内に技術者を雇用するかいしゃもでてくることでしょう。
その時に、一通りの技術と資格を持っていれば自宅においても社内においても仕事ができるわけです。
自転車店ビジネスの素晴らしいのはリサイクルの活用があります。
その話は後日致します。
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏