自賠責引き下げ
こんにちは。代表理事の中根です。
今年の4月から安全装備の普及で事故が減少した事で平均16%値下げという嬉しいニュースがありました。
これに伴って自動運転が始まると更に値下げになるでしょうね。
一方、現在の人間が操縦する既存の車の保険料が上がるかもしれません。
どちらにせよ車の保険で生計を立てている方には脅威でしょうね。
保険屋さんはいろんな保険を組み合わせて商材にしておられるので新たな商品が出てきたりしてそれ程問題がないのかもしれません。
一つの柱でなくいろんな柱(事業)を組み合わせることでリスクを回避するのは定番ですね。
今、前向きに検討されていらしゃるお問い合わせ欄から『来月定年するのでどこにお店を持ったら良いか』『既に退職したがどうやったら本業に出来るか』『自転車で今の収入を超える事が出来るのか』などとても前向きな質問を頂いております。
選択肢の中に選んでいただいたことに先ずは感謝します。
どんなビジネスでも例外無くそうなのですが今日始めて明日からいきなり安定した収入が得られる事はほぼ在り得ません。
先ずは副業から取り組んでいってくださいませ。サラリーマンの方であれば本業の収入はそのままにリスクをなるべく少ない状態で運営できるのが自転車店ビジネスです。
そして定年を迎えられた方や退職された方などは先ずはアルバイトなどの仕事に就いていただきたいのです。そこで先ず生活の為に必要な金額は稼いでいただきたいのです。
副業から始めていって複業にしていく。そんなスタイルをお薦めします。
そこで時間を最優先で使っていただきたいのは自宅にある自転車をバラしたり組んだりして覚えていって欲しいのです。
バラすのは簡単です。
その時バラす方法が分からない時。そこは学習するチャンスだったり専用工具を買う時期です。
そして組み直す時にできない部分。それを学習するチャンスなのです。
一般にいうママチャリは3段変速付きの物であってもネジの数はニップル含めても150無いのです。
逆に言えばそのネジの組み付け順序と工具の使い方、トルクを覚えれば良いのです。
補足していうと前後車輪のバラシまで入れてバラシで60分。
組み立てで150分を目指せればバッチリですね。
自転車技士試験の実技はママチャリでは無くマウンテンバイクorクロスバイクですので今度はそれにトライします。
少しだけ構造が違うのでそこは勉強するところ。ママチャリよりもネジの点数が少ないので楽なはずです。
それで壊れた部品を入れ替えて正常な部品を入れて組み直すだけでいいのです。
手が汚れますがそれは手袋すれば良いですし。手が汚れるから高い工賃をいただけるんです。
オートバイや自動車だとネジの点数が半端なく多いのとそれ専用の工具(それ自体も結構なお値段する)が必要なのです。そして圧倒的に違うのは電装品の多さ。
最終ステップで電動アシストを習得すれば良いのですが電装品というかカプラーはだいたい3〜4。しかもハーネス異常(コード類の断線など)は悪戯で切断などされない限りほぼありません。モーター内部はメーカーで直して貰えますので電動アシストでの修理などはスイッチが破れてミスが入った為ショートのスイッチ交換がメインです。次にライトの断線での交換。
カプラー1〜2個外して取り替えるだけなのです。
ここでチャンスなのは既存の自転車店さんの多くは『やった事がないから判らない』『電気は苦手』と言われる方が多くて販売はしても修理を外注(メーカー、問屋、他店)に出される方が多いのです。
今後電動アシストが益々増えていく中でこの気持ちの持ち方が違うことでそういう仕事や依頼が増えていきます。
そうしながらご近所さんに周知いただける工夫をしていく必要があるのでいきなり本業ではリスクが先行してしまうのです。
昭和の高度成長期でしたら一か八かでお店構えてチラシ入れればお客様がいらしたかもしれませんが今は令和。少子高齢化しているのでその手法はあまり通用しません。
そういう観点から副業スタートをお薦めしているのです。
本業収入の収入の柱、アルバイトの収入の柱。今後需要がある業界というところに向けて収入の保険として捉えていただけたらありがたいですね。
如何でしょうか?
今日は細部に入り込んだのでちょっと長文になりました。
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏