リビルトパーツ活用

クランク交換

こんにちは。代表理事の中根です。

近所の高校3年の男の子からヘルプのLINEが来ました。

学校から帰る時にペダルが壊れたとの事。

画像が送られてきて何故そこが取れたって驚き‼️

あるスポーツ競技でインターハイに出ているアスリート。

自宅に行くとプロレスラーみたいな体格で外れた部品を手渡してきました。聞くところによると学校帰りに外れたんで某バイクに持って行ったところシャフトが歪んでいるから買ったところに直してもらうか急ぐのならば新車を買うしかないとの事を言われたという事です。

コッタレスクランクの穴が広がってしまっているのでこれを嵌めても直ぐに外れてしまうため部品交換です。

中古をバラして外しておいた165mmの左クランクを用意して25km離れた駅前の自転車預かりに行って取り付けてきました。

案の定ハンガー(ボトムブラケット)にガタが出ていたのでロックリングを緩めて左ワンを180°程締めた後ロックリングを締め込んで終了。5分程で終わりました。

バラしをしてパーツストックしていたので即対応できたのですが某バイクだと製造メーカーから純正品を取り寄せるマニュアルなのかもしれません。

シャフトは曲がっていませんでした。本来、ハンガーシャフトは焼きが入っているので曲がる事はあり得ないので、何故曲がってると断言したのか判りません。

高校生活も後3ヶ月を切っている事を考えたらなんとか保たせてあげる事が大事なんじゃないかって思ってます。

本人には立ち漕ぎ禁止という事伝えておきました。

小さい頃から知ってる子がSOSしてきた事に即対応してあげられて良かったと思いました。今回はガソリン代と出張費で2,000円だけいただきました。

交換して来たクランクは一斗缶の中に放り込んだので次回鉄屑として持っていきます。

今日もここまでお付き合いいただいたご縁に感謝します

ありがとうございます。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏