黒字リストラ
こんにちは。代表理事の中根です。
リストラってあまり良いイメージはないですよね。早い話が『クビ』何ですもんね。
アステラ製薬、中外製薬、カシオ計算機、キョウデンが黒字なのに将来を見越して人員削減を昨年から始めたとの事。
日夜ニュースなどで出て来るワード『AI』の導入を見越してアナログな人員をカットするという感じでしょう。
丁度、バブル期を経験し売り手市場ともてはやされていた私の世代が今企業で一番人件費のかかる世代となっているわけです。子供はどんどん少子化に進んでお年寄りが増えていく現状では消費が低迷して先の売り上げ、利益を気にするのは当たり前ですね。
企業としたら株主の手間、減収増益に持ち込もうとします。やはり中高年の人件費は膨大。仕事はちゃんとやっているのですがスーパーコンピューターや量子コンピューターを導入すれば初期投資だけで相当数の人員分の仕事が出来、24時間稼働出来る訳です。
前職で6年ほど前、同じく年齢の方が仮入社されてその方の営業を引き継ぐ為2週間ほどコーチングさせていただいていたのですが、私達世代は全て会社が下手に出てなんでもやってくれた世代。しかもその方は初めて聞く大学名でしたが卒業されていらっしゃったので、私が高卒だと判るととたんに態度が変わり運転を拒否したり反抗し始められました。
その2〜3日で彼からの要望で同行しなくても高卒から学ぶ事は何も無いという事で1人立ちされたのですが一週間保ちませんでした。
私達世代全員がそんな考えは持ち合わせていないでしょうが少なくとも就職に対しての危機感という経験値は全く無いと言い切れます。
その世代に来ているリストラです。
まだ40、50代の内に転ばぬ先の杖を考えておいた方が良いと思っております。
昔は高齢者が少なく子供が多かったのでグラフにするとピラミッドだった為今の経済の仕組みができたのですがピラミッドでなくツリー型になっているんです。
この現状をお知り置きください
先日お会いした60歳の方と話していたところ、60歳という事で仕事は2〜3割しか無い。しかも同じ仕事でも手取りや時給が大幅にカットされてるとの事でした。
人生80年とか90年。長生きする様に医学は進歩しましたが少子化、人口減少、高齢化。GDPが急激に下がります。まだ子供は生産する事は出来ませんが将来生産する立場になります。その人口が減少。団塊の世代が今から高齢化を迎えて生産出来る層ではありません。逆に今後年金、健康保険の問題がもっと過激になって来るはずです。
企業で言えば減収減益が見えている訳ですから今のうちに手を打つ企業があるのは当然ですね。
またこじつけてになりますが副業として自転車店ビジネスを今から準備されたらどうでしょうか?
私の提案するのは自転車を売る仕事ではありません。売るのは大手のチェーン店や既存の自転車店さんにお任せしましょう。
どんな仕事でもそうですが始めてすぐにお金になる事はありません。
今やる事は心構えを持っていただく事。
新しい業界としてイメージアップする為に自己を磨いていただく事です。
技術はその後でも大丈夫です。
色々な副業の中の一つとして知っていただけたら幸いです。
どんなメリットがあるか列挙します。
○国が推進している事業
○環境保護の為には必要な乗り物
○資格は後から取得でも間に合う(注1)
○必要工具点数が少ない
○点検、修理に特化すれば少資本ローリスクである
○販売メインの量販店では修理が手一杯である事
○古物商の取得でリサイクルを活用できる事
○廃棄物は上手に分別すれば廃棄物もお金になる事
○担い手が全く育っていない事
これだけの条件が有る事業はそれほど無いと思います。当たり前すぎる自転車店の在り方、考え方を進化させたら新しい自転車店ビジネスを構築できます。
技術的には難しくありません。やってみようと思う人ならば自動車の免許を取得するくらいの難易度だと思ってください。
お問い合わせ欄から何なりとご質問お受けしています。
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏