こんにちは。代表理事の中根です。
ご無沙汰しておりました。
ゴルデンウィークの真っ只中5/3。弊社のリバイクをお買い上げいただきお引き取りした自転車をどうしようか考えていました。各部パーツは良い物が付いているのですが前後車輪のスポークが全てサビで覆われクランクもメッキが禿げてしまうほどのサビ。フレームは白なので水垢などがついて再生するより輸出に回した方が良いかなぁって思っているところにお客様来店。
27インチオレンジ色のマウンテンバイクを押して来店されパンクとの事。
服装や持ち物もさりげなくオレンジ色でコーディネートされていて好印象。
タイヤにはゼムクリップ📎が刺さっていました。
日頃から自分で色々メンテナンスされていらっしゃるということでパンク修理の肝になる部分を凝視され、色々質問されてました。
僕は全てお伝えする派なのでお答えして色々な会話が出来ました。
引き締まった身体付きだったのでトレーニング中かと思いきや某消防署でレスキュー隊員もされていたとの事。
その会話の中でお休みの日に石川県の被災地へボランティアで炊き出しなどで頻繁に通われていらっしゃるとのこと。彼はダメ元だったと思いますが『自転車協賛してくれませんか?』と一言。
丁度午前中にお引き取りした自転車をどうするか考えていたところなので
『これを整備してお渡ししましょう。そして被災地という事で瓦礫の中を走ることも想定してノーパンクに施工しておきましょう』
とお答えしました。
以前、タンナスが減ってきたから新品に付け替えたお客様の時に試乗サンプル車にはめようと思って丁寧に外して残しておいた物を流用させていただきました。
オーバーホールに近いことになりましたが車輪を外したついでに傷や汚れを可能な限り修正して5時間かかりましたが無事完成‼️
この自転車がセカンドライフを石川の被災地で活躍してくれる事でしょう。
近日お引き渡しです。
今月もあと4回も被災地に行かれるとの事。
応援してあげてください。
被災地支援NPO
「名古屋ボラソンきっこ」
代表 太田信吾
問合せ先 090-8863-1323
不思議なご縁でノーパンクのお話をさせていただくことができました。
ありがとうございます。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏