エネルギーシフト、ニーズシフト、ワークシフト

こんにちは。代表理事の中根です。

昨日で自転車技士、自転車安全整備士の試験の受付が終了しましたね。

これから約2ヶ月間、皆様の反復練習あるのみです。

『習うより慣れろ』という諺通り身体に覚えさせる事が大事です。

大学までの受験で明け暮れてみえた方などはどうしても頭でなんとかしようとされる方が多かったように思います。受験や学校の勉強とは違い技術を修得したかどうかを判定する試験です。当然、筆記試験はありますのでそちらの勉強もしていく必要があります。

自転車技士、自転車安全整備士の資格はこれからの時代持て囃される資格なのでは無いかと思っております。

世界が脱炭素化に向けて歩んでいる今。

自動車メーカーはEVにシフトしています。そこで使う電気でさえ循環型で作った電気なのか化石化燃料で作った電気なのかを問われるようになっていきます。

その電気は今現在だと従来の施設で生産するしかない状態。ウクライナ危機から原油、天然ガスの供給が危ぶまれ世界中の需要から高騰が始まっています。

昨日の新聞では今年の冬に110万世帯が電気に困るという1面記事が出ていましたし電気代高騰から島根県では原発の稼働が始まります。

EVが出来て来ても肝心の電気が足りない状態なんですね。

今日に新聞にはエネオスとNECが充電器の設置を増やすニュース、ソニーとホンダが新たなクルマというかデバイスとして車造りをしていく記事、中国ではすでに6,000台の無人配送車が街を走ってお弁当などの販売をしている記事などEVに関する記事が多く見受けられました。

今後、自動運転のEVが増えていくでしょうが価格は超高級車並みになっていくと思われます。

必要に応じてシェアリングしていく時代になると思います。

その時の日頃の脚としてスクーターという選択肢が出るかもしれません。ガソリンが売られていれば経済的な乗り物ですが東京五輪の前に小池知事が25年を目処に都内のバイクも電動にするという発言があったのを覚えております。多少の誤差はあってもガソリンエンジンの乗り物として無くなっていくんじゃないでしょうか?

その時、日頃の脚は自転車になっていきます。

去年から原料の高騰、海上運賃の値上げ、円安の要因で値上げが重なっただけで無く上海のロックダウンで入荷がおぼつかないのは自転車業界だけではありません。

今まで自転車は使い捨ての感覚で捨てられていましたが気軽に買えない物になりつつあります。

補修の部品の入荷もままならないので壊れた時に応用問題で修理ができていく人財が求められます。

多くの方が日常の脚の修繕、点検をされるのに現在街の自転車店は減少しているのです。

今までは多くの品揃えで安く売る事が大きな要因でしたがこれだけ市場価格が上がると安いというよりもお値打ちに直してくれるところにニーズが出て来るはず。

今回自転車技士、自転車安全整備士の申込された方は試験のための練習だと勿体無いので役立つ技術、資格という見方で取り組まれる事をお勧めします。

実技試験をどうやってクリアしたら良いか解らない方、とにかく合格したい方は早めに合格講座を弊協会にお申込みくださいませ。

そして来年、再来年受験を計画荒れていらっしゃる方や副業(複業)をお考えの方、実戦での技術をななんでいただくカリキュラムもございます。こちらは無料の口座がありますのでここで手に職をつけて自信をつけていただくのもアリだと思います。

世界中が緊迫した状況下、未来に備えた技術、人脈、業界を知っておいていただけたら幸いです。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏