世界の自転車市場拡大

こんにちは。

代表理事の中根です。

今日の記事にシマノの純利益48%増の記事が目につきました。

今や自転車の部品はシマノが殆どのシェアを持つ様になってしまいました。

去年、あちこちで起こったのは部品の生産が追いつかず世界中で欠品しているという事。

シマノは32%売上増大なのだが実際の注文数はそれを遥かに超える数字が有り自転車の生産が間に合わないメーカーが多数出ています。

特に外装変速部品、スポーツバイクの部品などの欠品が相次ぎ、スポーツバイク専門のショップでお客様から注文はいただいているのに販売するものが長期に渡って入らないから廃業されたお店が出てきています。

ネットでも一部部品は定価よりも高い値段がついてもどんどん売れているとききます。

コロナを機に世界的に密にならない工夫をすると最初に行き着くのは自転車だという事が理解できました。

そして世界中が推進しているカーボンニュートラルで原料となる鉄(鉄スクラップ)、アルミ、銅、ステンレスの価格上昇が今までの様に原料調達するのに支障をきたしているのかもしれません。

自転車は消費財、電動アシスト自転車は耐久消費財と分類されていますが自転車もだんだんと耐久消費財扱いにしていった方が良いと思っています。

世界中からの需要が落ち着いて行った時にも原料の高騰は続いているはずなので部品の価格、そして自転車の価格も高騰していると思います。

その時、今の様な使い捨ての世の中にはならない筈です。

壊れたり擦り減った部品を取り替えて直して乗っていく世の中になる筈。

直すリペア事業、中古のリユース事業ももっと活発になるでしょう。

その時求められるのが自転車の技術者。

応用力を持った技術でリペア、リユースを活性化する事でCO2の削減、修理代の削減を確保しつつ技術代として工賃収入を得ることができます。

その技術者が現在減少傾向にあるのです。

今から学んでいけばその近い将来『芸が身を助ける』技術になる筈です。

一緒に盛り上げていきましょう

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人自転車技術者協会

代表理事 中根和宏