本気のものつくり

先週、兵庫県の部品製造メーカーさんにお邪魔しました。

私の今までの業界の立ち位置では存じ上げているブランドの会社なのですがお世話になる事はなかったのです。

8年前。東京の展示会でブースが近かった事もあるのですが初日の夜、有志で飲みにいったときそこの社長と座った席が隣だった事から色々と話が盛り上がったのがきっかけです。

展示会から戻った後、2日後山口県の取引先の前で偶然鉢合わせになりお互いの偶然性に驚き合った事がありました。

毎年色んなところでの展示会で顔を合わせて色々な情報交換してるのですが今年の2月に熱いメールをいただき半年経過しましたがお伺いする事ができた次第です。

前職では出張が多かったので姫路っていうと近場という認識で日帰りだったのですが今回一泊で行って良かったなぁと思いました。

到着してビックリ‼️

Googlemapでは社長のお宅お思われるお屋敷の隣に倉庫が並んでるのを見ていたのですが古い画像だった様で到着すると近代的な建物になっていて言葉を失ってしまいました。

『ここにきちゃって良かったの?』と思った程でした。

応接ブースに通していただくと空調が効いていて吹き抜けを有効利用して会話というか音の響きが良く会話が弾むことにビックリでした。

いろいろな会社にお邪魔しましたが守秘義務の為壁の材質が防音材を使ってあるところだと声が吸収されてしまって凄く疲れた覚えがあるのです。

おそらくコンサルタントの先生がそこまでを考えてのアレンジなのでしょう。

社内を見せていただくと

①働きやすさ

②快適さ

③拘りと共有

が最前面に出ている社風に感心しました。

数字を掲げるでなくユーザーの満足や快適さを求め、その為のモノづくりで検査器具や工法などコンサルタントの意見だけでなく社内の意見を積極的に試していく姿勢。

休憩室の画像を観て入社を希望する社員がある程の落ち着いた休憩室。

工業試験場や大学の検査室くらいしか置いてない様な検査器具を導入して小まめにチェックする事でOEM工場の品質も把握でき新製品の開発やサンプル作りにも自信を持って取り組める姿は素晴らしいの一言でした。

自転車部、バイク部を任意で募り楽しんでいく中で地元とのコラボレーションなども積極的にされておりこれからの会社像がハッキリと形になっていました。

今でも社長自ら営業に回られていることで現場の意見が即トップで把握出来る体制も素晴らしいですね。

得手不得手があるでしょうが社長が人が好きで営業が好きでという事もこの社風につながっているのだと思いました。

日本品質はそのままに若い人から熟練工までが働きやすく楽しめる環境。数字で縛るのでなく顧客満足を前面にという姿勢に本気を感じました。

弊協会が今後どんな風にお手伝いできるのかはまだイメージ出来ておりません。

私自身人のご縁にはとても恵まれた環境にいさせていただいておりますのでこれを機に何かのコラボレーションに発展するんじゃ無いかと思っております。

何よりもこうした志の高い会社を見させて頂いたことはとても有効でした。

今日も此処まで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

グリーンクレジット

こんにちは。代表理事の中根です。

8/25日の夕方、名古屋は雷と共に土砂降りに見舞われました。道路に溜まった水でハンドル取られるし、対向車の水しぶきがこちらのフロントガラスに飛んで来て前が見えなくなる程。

どうやらあちこちでこんな異常気象何起きた様ですね。

地球温暖化による異常気象が世界中のあちこちで起きています。

名古屋はゲリラ豪雨でしたが欧米では水不足で湖や川の水位が枯渇している様です。

特にEUでは水不足で水力発電が出来ない状況下、ロシアからの天然ガスが入らない事で電力の逼迫は深刻な問題の様です。

そして南極、北極の氷が融けて海抜上昇傾向にあるという事も深刻です。

日本では都市が海に近い平地にある事が多いので海面上昇すると都市機能が損なわれてしまう事になってしまうかもしれません。

地球の温暖化を止める為様々な努力があちこちでなされています。

25日の中部版にトヨタユナイテッド静岡社がスポーツカーの『スープラ』販売時に3年分48000km分9tの二酸化炭素クレジットを上乗せして販売するというもの。スポーツカーに乗る事でCO2排出の責任を担ってもらうというもの。

昔に比べて小排気量でハイパワーになってきたので燃費の悪い車の維持をしている事を思えば面白い取り組みじゃ無いかと思いました。

自転車はCO2排出がとても少ない乗り物ではありますが今までの様な使い捨ての様になるとゴミになってしまい処分に行政のお金が必要になったりその処分でCO2の排出になってしまったりしては本末転倒です。

自転車の買い替え理由にはパンクが挙げられると思います。

仕事帰りに走ってたらパンク。ただでさえ自転車屋さんが減っている時に夜間パンクすると直すところが回転するのを待つよりもネットで新車を買ったり深夜までやってるディスカウントストアで購入したりしてしまいます。

コロナやロシアのウクライナ侵攻から物価が極端に上がっていろいろなものの部品が不足して生産が間に合わなかったり遅れたりしております。

去年から生産国の部品の値段が上がり鉄やアルミなどの材料が高騰し輸送の燃料費、海上運賃などで業界にいてもビックリするくらい値段が上がっております。

久しぶりに自転車を買う人は今までの感覚と大幅にズレてる事にびっくりなさる事でしょう。

こういう時に根気よくユーザー様にノーパンクをすすめていく事でユーザー様の緊急性が低くなり安心して永く乗っていただく事が出来ます。

TSマーク保険もセットでお話ししていくと年に一度車検の様に来店いただき点検し、消耗品を交換いただくと同時に傷害保険に加入いただければ安心して永く乗っていただけます。

将来的に「昔の自転車ってパンクしたんだよね」って言う時代が来ると信じて弊協会は活動を進めています。

現在、既存の自転車店様の殆どがやりたがらないノーパンクですがきっと良さを理解して皆様に喜ばれるアイテムになる日が来ると思っております。

そして環境に優しいと認められた時にグリーンクレジットの補助がついたりするかもしれませんね。

見た目が地味な業界ですが環境面から見ると未知数で期待溢れる業界なのですよ。

今のうちに技術を身につけておけば近い将来身を助けてくれるスキルになる事でしょう。

そういう方を応援いたします。

何なりとお問合せくださいませ

今日も此処まで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

大阪訪問

大阪訪問

こんにちは。代表理事の中根です。

今日は関西へ来ております。

近場なので出張ってほどでは無いのですが最近ご無沙汰でしたので色々な情報交換出来ました。

リモートと違ってリアルに会って話すっておじさん世代はこちらの方がしっくり来ますね。

ロードバイクではブレーキパッドなどが段々と間に合って来たけどシマノパーツが思うように間に合わずショップさんがガンガン発注かけてるけど思う様に入ってこない模様。

BOMAなどフレームだけを供給するメーカーからは最新のフレームが入ってくるのでフレーム入れ替えをされるユーザーが増えてきたとの事でした。

一般車では昨年からの値上げ続きで中古車の需要が更に大きくなった様です。

街を走ってると名古屋とは自転車の絶対量が違いますので生活に自転車が必須なんですね。

大通りを一本裏に入るとマンションの自転車置き場には置き切れずそこら中で道に溢れていました。

当然、あちこちに小さな自転車店があってこれ位の店舗が街の中にあると修理難民が減るのになぁと感じました。

大阪のパワーというか躍動感は高いですね‼️

小まめにいろんな地域を訪れてそこの人々や空気に触れていく事は大事だなあと感じました。

色んなヒントが見つかったりします。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

こんにちは。代表理事の中根です。

今日は関西へ来ております。

近場なので出張ってほどでは無いのですが最近ご無沙汰でしたので色々な情報交換出来ました。

リモートと違ってリアルに会って話すっておじさん世代はこちらの方がしっくり来ますね。

ロードバイクではブレーキパッドなどが段々と間に合って来たけどシマノパーツが思うように間に合わずショップさんがガンガン発注かけてるけど思う様に入ってこない模様。

BOMAなどフレームだけを供給するメーカーからは最新のフレームが入ってくるのでフレーム入れ替えをされるユーザーが増えてきたとの事でした。

一般車では昨年からの値上げ続きで中古車の需要が更に大きくなった様です。

街を走ってると名古屋とは自転車の絶対量が違いますので生活に自転車が必須なんですね。

大通りを一本裏に入るとマンションの自転車置き場には置き切れずそこら中で道に溢れていました。

当然、あちこちに小さな自転車店があってこれ位の店舗が街の中にあると修理難民が減るのになぁと感じました。

大阪のパワーというか躍動感は高いですね‼️

小まめにいろんな地域を訪れてそこの人々や空気に触れていく事は大事だなあと感じました。

色んなヒントが見つかったりします。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

ノーパンク

こんにちは

代表理事の中根です。

最近、ノーパンクに関する問い合わせが増えてきました。

この界隈というか愛知県でも数件程しかノーパンクの対応をできる店がないため他店との差別化が出来ているわけです。

今回は実家の近所の中学1年生の親御さんから。

陸上部に入ったお嬢さんが試合で遠征に行ったりするのにするのに提案した処是非ノーパンクにして欲しいとのこと。

前後車輪の1番下をご覧ください。本来なら空気を入れるバルブがあるところにプラグが入っているのがお分かりでしょうか?

出先でパンクした時に家に電話かかってきてスクランブル出動になることが困るとの事。

今回入れさせていただいたのは『T-core』発泡エラストマーを金型で整形しているので均一の太さを保っているので施工が楽で素材の偏りが無いことがメリット。

今までのe-coreに比べると2/3ほどの重量なので車輪の軽量化にも役立っている。

乗り心地は多少のノイズが伝わってくるが乗りはじめて仕舞えば気にならないレベルである。

タイヤのゴム部分がなくなった時カーカスという白い布の様なものが見えてくるのでその時が交換時期。

タイヤを皮一枚のところまで安心して使える事がエコなのである。

タイヤ交換の時中身のコアはそのまま活用してタイヤだけを買えるのでノーパンク素材の初期投資が少しかかるけれども普通のタイヤ交換レベルのコストで抑えられます。

2003年迄は私もノーパンク反対派でした。今まで様々なメーカーがトライしてきて挫折していたからです。

最近の発泡エラストマーの衝撃吸収と発散技術は素晴らしくスポークの折れやフレームの折れはほぼ皆無でした。空気の車輪でもコンディションや乗り方によってはスポークが折れたりしますから安心して施工販売できるわけです。

何故自転車店で施工できるところが少ないのか?というとパンク修理が減る危機感ややったことがないノーパンクに対する恐怖感なのです。

30年前、全国に3万軒以上の自転車店が街に溢れていた時はパンクしても直ぐに直してくれる環境がありました。今は一昨年の集計で全国に9,000軒を切ってしまいました。

ユーザーの働き方や移動手段も変わってきてコロナから自転車を使う人が増えて夜間でも長距離を乗られる方が増えて来ました。

ユーザーが増えたのに自転車店が少なく夜間の乗車はリスクが付き纏います。

そのユーザー様がドンドン口コミで増えていく事をイメージしております。

もう一つのノーパンク素材は『タンナス』という物ですがアルミリムにガコンと嵌める物も取り扱っております。先日のクロスバイクにはこれをはめさせていただきました。

これからの自転車店ビジネスにはノーパンクの施工を武器に法人のお客様に喜んでいただく事で脱炭素化のお手伝いができると思っております。

弊協会ではノーパンクの施工や整備技術。自転車技士の試験のフォローまでしております。

気になる方やノーパンクの事で質問のある方はHPの問い合わせ欄より何なりとお寄せくださいませ。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

コロンブスの気持ち

こんにちは。

大変ご無沙汰しております。随分とサボっておりました

代表理事の中根です。

実は柄にもなくいろいろ葛藤しておりました。

最近。行く先々、お会いする方々にブログ読んでるよって言われる機会が多くなりました。

本来ならばとても有難い事。

アメブロと違って記事毎のいいねやコメントが無いので今までイケイケで思いついた事を綴っていたのですが書き出していくといろんな方の顔がよぎったりして体裁を考えてボツにするループに嵌っておりました。

ガラスのメンタルだという事をご理解いただきたいです。

最近のテーマはSDGsで完全循環型をどうやって取得してどう活かしていくか。そしてどの様に差別化していくのかっていうところです。

世界中の自治体や企業が循環型社会を目指してCO2削減を目指しているのにそれらを逆撫でする完全循環型ってどうなのよっていうところで自問自答してメンタル上げ下げしていたのです。

修繕を増やして中古車というところで賛同のあるショップさんは多いのですがタイヤ、廃プラの処理にお金の掛かる事に閉口されるところも多く業界全体の底げも必要な気もしております。

それにプラスしてノーパンクも絡めようとしてるので業界から受け入れられないのは仕方ないんでしょうね。

決して諦めたわけではありません人を変えようとか業界を変えようというより私自身がそのサンプルとして皆さんにお見せできる状態にしていくことで協調していただけるところを探すのが最短だと感じております。

業界の問題になっている廃棄タイヤも問題は某社で炭化していただく事でタイヤが有価物(資源)に変わるわけですが、それまでは産業廃棄物扱いで産廃法に遵守して取り扱わなければなりません。

脱サラして直ぐに産廃運搬の講習を受けているのですが弊協会の経営で3年間で黒字があれば認定されるという事で初年度、去年度は赤字運営でしたので今期黒字にすれば良い様です。

昨日、税理士の先生と詳しくシミュレーションし、3月に黒字のコミットをしました。先生も合法的にできる手法があるとの事であとはどれだけ経費を削って売り上げを伸ばすかというシンプルな指示をいただきました。

同じ事を考えてる方が現れてないということは先駆者という認識になるのかもしれません。

地球が平らだというのが常識だった時代にアメリカ大陸へ向けて船を出したコロンブスは丸いと信じながらも心の中では海の端っこに行ったら落ちてしまうんじゃ無いかっていうのが葛藤の中で航海したと思います。

自転車が使い捨てという常識が当たり前の中、それを完全循環って考えてしかもノーパンクっていう非常識と嫌われる要素を進めてるんだから同じでしょうね。

これも形にできた時のエピソードだと思う事にしたらとても気が楽になりました。

スパートかけます。

ブログの催促をいただいた皆様。温かいお言葉本当にありがとうございました。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

自動車の変容とトヨタの頑張り

こんにちは。

代表理事の中根です。

有難いことに最近、来客や電話が増えいつもならば午前中に新聞ネタからブログを書いていたのですがウッカリ書きそびれてしまう日を重ねてしまいました。

それだけ認知度が上がってきたということなのでしょうね。

これ以上その事を書くと言い訳になっていってしまうので本題に移ります。

さて、先週もいろいろなニュースがありました。

①日清紡が燃料電池のセパレーターを開発。

https://www.nisshinbo-chem.co.jp/products/sepa.html

繊維会社の技術を活かして従来のコストを抑えて大きさや形の自在に変えられるメリット

②日本特殊陶業が全個体電池を25年に実用化(6/25)

③トヨタ水素エンジン試作車公開(6/28)

愛知県に住んでいるのでどうしても車のネタに敏感になるのですが世界中でEVと騒がれている中で③の記事で豊田社長のコメントがズシリと響きます。

『敵は炭素であり内燃機関ではない』EV、ハイブリッド、燃料電池、水素エンジンなど全ての可能性に対して本気で取り組みそのレース現場でもレーサーとして君臨される姿は素晴らしいと思います。

既存のリチウムイオン電池では気温が寒すぎたり暑すぎたりした場合正常に作動しない物も存在した。寒い地方でEVが嫌煙されるのはバッテリーの不具合が生命の危険にも繋がるから。

炭素を出さない内燃機関であれば寒い地方であっても暖が取れ車体の各部品の暖気にもつなげられる。窒素酸化物を排出するが触媒をつけてこれらをクリーンにする技術あっての試作車公開のはず。

燃料が変わって内燃機関が使えれば今までのエンジンを作る下請け工場などを全面的に切らなくても良くなるという大きな社会問題、雇用関係を考えての事もあると思います。

全てをEVにしてしまった場合部品点数が非常に少なくなるので部品メーカーの殆どが自動車関係の仕事が出来なくなり街の修理屋さんもオイル交換やエンジン調整が無くなってしまう。

自動運転が始まれば事故がほとんどなくなるので保険屋さんも極端に仕事が減ってしまうという悪い連鎖を抑える為にトヨタがあらゆるエンジンを取り組んでいる訳だと思います。

それでもエンジンダウンサイジングとかで小さくしたりして昔のように6気筒エンジンを競って買う事は減りましたよね。4気筒もしくは3気筒のエンジンでも小気味よく走ってくれます。

そこで必要なピストンやプラグの数が減ったのも事実です。

トヨタさんが頑張ってくれるのでトヨタ系などの企業が急に無くなることは無いでしょうが数字が減っていくのは明らかです。

会社は存続をかけるのが第一なので会社が何かしてくれるのを待っていては何も始まりません。

あなた自身が会社にどう貢献するか?又はあなたが将来に向けてどんなスキルや知識で武装できるかです。

会社に役立つスキルや知識で企画を上げられれば残っていけるでしょうがぶら下がっているだけだと失礼ながらリストラということになってしまいます。

本業の他に知識やスキルがあればそれで副業にしたり本業に活かす企画を立てる事も出来るはず。その企画が通れば社内で予算が降りて企業内企業もしくは新事業部として今までの会社の看板と信用を持ったまま新たなフィールドを手にする事も出来るかもしれません。

そうした企画や提案をどんな企業も求めています。個人事業主だって同じです。今までの仕事の流れ以外に新たな試みをしてみる事で新しい人脈や発見があると思います。

回りくどくなりましたが自転車の技術というのも新しいスキルや知識に入ると思います。

誰もが知ってる自転車だけど技術者が激減している今新たな企画を走らせ放題なんです。

私の頭の中いろんな企画が走り回っていてお花畑状態(笑)なのですが本気で組める仲間を探しております。多ければ多いほど大きな取り組みが出来ていきます。

皆様のご意見をメッセージ欄より是非おきかせください。

今日もここまで読んでいただきありがとうございます

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

副業解禁

こんにちは。

代表理事の中根です。

昨日の新聞に厚生労働省が企業に対して副業解禁を促す記事がありました。

8

医療費、年金、社会保障などが将来的にきびしくなってきているから今のうちに収入の柱を増やしていきましょうということなのでしょうね。

いろんな副業の仕方があると思います。

A企業に勤めていて同業種のB企業の仕事するのは倫理的に許されないでしょう。大企業であればあるほど様々な企業秘密の中で仕事してるので些細な事が漏洩に繋がってしまうことを懸念する会社側の立場もあります。

人間、楽な方に流れようとするので副業の場合でも自分のスキルが活かされるという意味では漏洩に繋がる選択をしがちです。

そこでギグワークを取り入れたらいかがなものかと思っています。

私もこの間までamzon  flexやUber eatsの配達をさせていただいていたのでこの働き方の凄さを実感しています。

これが店舗でも出来るんじゃないかと思うのです。

まず、店舗を借りる権利をスマホで獲得する。そこで発行されたQRコードを店舗入口の鍵にかざせば店に入れる。店舗の時間貸しのようなスタイルを取ればテナントオーナーさんは安定した家賃が入る。車輪組み立てや分別などの作業は予め店舗に運び込んでおけばその時間帯を借りた人が作業すればテナント料と相殺出来るので夜間帯安く借りて作業すれば作業代の方が多く専用の場所で

仕事が出来る。もし、その時間帯に修理のお客さんがあればそれは自分の売上。お店に備え付けの補修部品や商品は自動販売機のようなものに入っていてスマホをかざせば部品が買える。

その時間帯に使った部品、商品はお店を借りた人のクレジットカードから引き落とされる。のであれば万引き防止にもなり自転車修理画像夜でも出来るお店として遠方からでも持ち込まれる可能性大である。

文章では解り難いと思います。まだこんなことやってる人は居ないのでイメージがつかないと思います。

実は30年間これを実体験してるのです。当時私はコンクリートポンプ車のオペレーターでした。生コンを流す仕事なので朝はちょっと早いのですが夕方には帰宅出来る仕事が本業でした。

前職の社長から提案で会社の倉庫の鍵を預かって指定場所に置かれている自転車を組み立てる仕事をしていたのです。当時は携帯電話持ってなかったので台数がポケットベルに飛んできて道具を持って倉庫に行き組み立てて帰る。月末に請求書を起こして場所代と相殺する事をしていました。

いつもなら0から5の数字だったのがいきなり3桁になることがあり他のメーカーの仕事を請け負ったとの事。納期にゆとりがあったので毎日頑張ってみたところ本業の収入を超えてしまったことがあります。昼、夜バイトを雇って下拵えなど手伝っていただいた事で本業は土木作業員なのに副業ではバイトを得人雇って仕事する立場でもあったのです。

ご近所さんとも仲良くなれて夜、修理に持って見える方が増えたくらいです。

自転車屋さんをやるのに技術と道具があれば出来るというのが弊協会が推奨してるのですがこれであればその条件を持った方がアカウントを作成すれば空いた時間帯を技術を駆使して稼ぐことができるのです。

ドン・キホーテで自転車の売上が伸びているようです。

深夜帯まで営業しているので夜間にパンクして困った時乗り捨ててドン・キホーテで買ってしまう流れがそういう需要を作ってしまったんでしょうね。

自転車の価格が高騰している今、気軽に乗り換えられない様になってきました。

その需要を供給する働き方としてそのようなビジネスモデルも形成できると思います。

テナントオーナーさん、システム開発、自転車メーカーの協力は必要ですが。

先ずは技術をマスターする事。それもいずれは教える仕事も副業として出て来るはず。

圧倒的に技術者が足りない今、どんなシステムが来ても自転車の技術者というのは引っ張りだこになるはずです。

忙しいあなたに合った学び方の相談に乗ります。

何なりとご連絡くださいませ。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

循環型社会

こんにちは。

代表理事の中根です。

最近、ブログご無沙汰してます。

さて、昨日の新聞である見出しに目が留まりました。

大量生産脱却。衣料においての記事でしたがこれ自転車においてもいえる内容だなぁと思って読んでおりました。

服の需要と供給だけでなく再利用や再生、中古などゼロエミッションへの取り組みをどうやって業界で進めていくかが鍵なんだと思います。

自転車の場合も同様で今までは大量生産で乱売して来た業界なのですがコロナを機に密を避ける為世界中から生産国の中国に通常の数倍の注文が入った為スポーツバイクの部品生産が間に合わないという事態がいまだに続いております。

ウクライナ危機で原料の高騰で生産工場は入手と値上げをやりくりして日本に入ってくる時には原価が1万円を超えています。

それでもユーザー様の中には1万円以内で買えるものとして認識されている方も多いのが現状です。

こういう時ですので自転車業界も既存の自転車を直して乗るという事を強化していくべき時なのではないかと思います。

直す事でゴミを減らし、ショップはそのゴミを分別してリサイクルに回す事が出来ます。

自転車は金属部分が大半なのでリサイクルが容易です。

そして先日知り合った業者様は特殊な機械を使ってゴムやプラスチックを炭化させそこから出るガスも浄化するという事で認定をとられたという事で非常に興味深くお話を聞いております。

現在自転車店の1番の困りごとは廃棄タイヤの処理なのです。

処分費はかかりますが炭化してしまうのでゴミにならないという意味では完全循環型が可能なのです。

今後、産廃についても勉強をしていきます。

いろいろな情報ありましたら教えてくださいませ。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

4AG危機

こんにちは。

代表理事の中根です。

一昨日、店舗事業部をお休みにして外出の用事を10コマ入れました。

プライベートから仕入れ、打ち合わせなど充実した1日をすごせました。

8コマ目で時間が空いたら行こうと思っていた同級生のお店でオイル交換をすることができました。

じっくり話すのなんて同級会以来なので7年ぶり。

オイル交換を待つ間、驚いたのはこのブログをかなり前から読んでくれていた事。

いろんな質問をいただき学生時代の話ではなくこれからの話が出来ました。

その話の中でトヨタの名車に積んでる4AGというエンジンの部品供給が終わったという事をききました。私達が免許を取り出した頃発売のレビン、トレノに搭載されていたエンジン。大衆車でありながらリーズナブルで扱い易く高いパフォーマンスを発揮されることからアニメ『イニシャルD』の主人公が乗る車として今でも中古車市場で新車が買える程の人気のある物です。

1600ccという事でその当時のトヨタ車で4AGエンジンを積んでいる車は多く弊協会の近所にもカリーナで良い音をさせて走って見える方がよく立ち寄ってくれます。

その方も4AGのリビルトエンジンが販売中止になったという話が出たのでどうやら昭和の佳き時代の産物がどんどん姿を消していくかもしれませんね。

トヨタの社長はモリゾーとしてのキャラクターでレース参戦されてますから4AGエンジン積んだ車のレースはご存じだと思うしそのモータースポーツファンの為にも部品供給義務期間を過ぎてもストックしてくださったからこそこのムーブメントが続いていたんだと思います。

きっと身を斬られる思いだったことと思います思います。

今朝の新聞にトヨタ主要7車が棚卸資産4割増という記事がありました。

ジャストインシステムで在庫を最低限に絞るトヨタ方式が今回のコロナ、ウクライナ危機、上海ロックダウンで部品供給が留まってしまった事を懸念する対応策だとも言えると思います。

これからの時代を担う製品のためのストックを4割するのだからで余計な在庫をしないのは理にななってますし今まで30年経過した車の部品を供給してくれていた事に驚きと感謝ですね。

時代は脱炭素化。トヨタもEVや燃料電池など様々な取り組みをされているわけです。

ユーザーもそろそろ次の嗜好選択をする時期になったのかもしれません。

幕末の武士が刀を置いた様にガソリンエンジンからEVや水素エンジンにシフトする時期なのかもしれませんね。それくらいの大変革の時代が来たってことだと思います。

あの時代、慣例の執着せず潔く髷を切り刀を置いて靴を履いた人達が明治維新を背負って立っていました。

あの当時の刀は車でいえばステイタス、髷は排気音、草鞋はエンジンはガソリンというこだわりなのかも知れません。確かにあの小気味良く甲高いサウンドは側で聞いてもゾクゾクする位だから乗ってる人には快感だと思います。

未来のEVは排気音をスピーカーやバイブレーションで再現したりプログラムの切り替えでガソリンエンジンの様な挙動を再現出来るモードを備えた物が登場すると思います。その時のEVが買えるかどうかはさておき髷や草鞋は今のヘアースタイルや靴でも味わえるわけですからCO2を抑えてもモータースポーツが今の様なノリで愉しめる様になると思います。

様々なアイテムに於いてこの様な変革が成されていくでしょう。

自転車業界もきっとそうなっていきます。昨日リコーが発表した膜の太陽電池。来年から生産との事。光を通すのでガラスにも貼れる、膜なので曲面にも貼れる、部屋の灯でも発電するという代物なので電動アシスト自転車に貼る事でバッテリーの小型化、軽量化が図れるスマホとの連携をすれば乗りたい時だけ借りるシェアバイクとしても電力に困ることはない。

唯一こまるとしたらパンクだろう。

日本の自転車店が頑なに拘った空気を入れるタイヤ。多少の乗り心地が変わってもパンクしない安心感は何者にも代え難い信頼だと思います。

自転車を直すお店が激減している今、利用者が増え始めています。その自転車店の殆どがノーパンクについての知識や施工スキルを持っていません。

自転車業界の維新は技術者の育成でノーパンク施工出来るまでを伝授する事だと思っております。

現在の全国自転車小売組合では9,000軒を切りました[2020年1月]どこの県も60歳代は若手と崇められ後継があまり居ない業界になってしまったのです。

コロナや脱炭素化で利用者が増え原料の高騰とロックダウンで新車が買い難い今。今後のユーザーの流れは既存の自転車を直して乗る事が増えるでしょう。

時代の変わり目。悲観的な記事や発言もありますが肯定的にみていったら自転車業界って追い風の業界だと思うんですよね。

ご意見、質問はHPの問い合わせ欄よりどうぞ。

それとオイル交換をワコーのオイル使って格安で調子良くしてくれた同級生のお店のリンクを貼っておきます。

オートサービス ウイング・マーク

0564-34-1870

https://goo.gl/maps/sVpbLsTkX2nepv77A

ここまで読んでいただけたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

エネルギーシフト、ニーズシフト、ワークシフト

こんにちは。代表理事の中根です。

昨日で自転車技士、自転車安全整備士の試験の受付が終了しましたね。

これから約2ヶ月間、皆様の反復練習あるのみです。

『習うより慣れろ』という諺通り身体に覚えさせる事が大事です。

大学までの受験で明け暮れてみえた方などはどうしても頭でなんとかしようとされる方が多かったように思います。受験や学校の勉強とは違い技術を修得したかどうかを判定する試験です。当然、筆記試験はありますのでそちらの勉強もしていく必要があります。

自転車技士、自転車安全整備士の資格はこれからの時代持て囃される資格なのでは無いかと思っております。

世界が脱炭素化に向けて歩んでいる今。

自動車メーカーはEVにシフトしています。そこで使う電気でさえ循環型で作った電気なのか化石化燃料で作った電気なのかを問われるようになっていきます。

その電気は今現在だと従来の施設で生産するしかない状態。ウクライナ危機から原油、天然ガスの供給が危ぶまれ世界中の需要から高騰が始まっています。

昨日の新聞では今年の冬に110万世帯が電気に困るという1面記事が出ていましたし電気代高騰から島根県では原発の稼働が始まります。

EVが出来て来ても肝心の電気が足りない状態なんですね。

今日に新聞にはエネオスとNECが充電器の設置を増やすニュース、ソニーとホンダが新たなクルマというかデバイスとして車造りをしていく記事、中国ではすでに6,000台の無人配送車が街を走ってお弁当などの販売をしている記事などEVに関する記事が多く見受けられました。

今後、自動運転のEVが増えていくでしょうが価格は超高級車並みになっていくと思われます。

必要に応じてシェアリングしていく時代になると思います。

その時の日頃の脚としてスクーターという選択肢が出るかもしれません。ガソリンが売られていれば経済的な乗り物ですが東京五輪の前に小池知事が25年を目処に都内のバイクも電動にするという発言があったのを覚えております。多少の誤差はあってもガソリンエンジンの乗り物として無くなっていくんじゃないでしょうか?

その時、日頃の脚は自転車になっていきます。

去年から原料の高騰、海上運賃の値上げ、円安の要因で値上げが重なっただけで無く上海のロックダウンで入荷がおぼつかないのは自転車業界だけではありません。

今まで自転車は使い捨ての感覚で捨てられていましたが気軽に買えない物になりつつあります。

補修の部品の入荷もままならないので壊れた時に応用問題で修理ができていく人財が求められます。

多くの方が日常の脚の修繕、点検をされるのに現在街の自転車店は減少しているのです。

今までは多くの品揃えで安く売る事が大きな要因でしたがこれだけ市場価格が上がると安いというよりもお値打ちに直してくれるところにニーズが出て来るはず。

今回自転車技士、自転車安全整備士の申込された方は試験のための練習だと勿体無いので役立つ技術、資格という見方で取り組まれる事をお勧めします。

実技試験をどうやってクリアしたら良いか解らない方、とにかく合格したい方は早めに合格講座を弊協会にお申込みくださいませ。

そして来年、再来年受験を計画荒れていらっしゃる方や副業(複業)をお考えの方、実戦での技術をななんでいただくカリキュラムもございます。こちらは無料の口座がありますのでここで手に職をつけて自信をつけていただくのもアリだと思います。

世界中が緊迫した状況下、未来に備えた技術、人脈、業界を知っておいていただけたら幸いです。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏