自動車の変容とトヨタの頑張り

こんにちは。

代表理事の中根です。

有難いことに最近、来客や電話が増えいつもならば午前中に新聞ネタからブログを書いていたのですがウッカリ書きそびれてしまう日を重ねてしまいました。

それだけ認知度が上がってきたということなのでしょうね。

これ以上その事を書くと言い訳になっていってしまうので本題に移ります。

さて、先週もいろいろなニュースがありました。

①日清紡が燃料電池のセパレーターを開発。

https://www.nisshinbo-chem.co.jp/products/sepa.html

繊維会社の技術を活かして従来のコストを抑えて大きさや形の自在に変えられるメリット

②日本特殊陶業が全個体電池を25年に実用化(6/25)

③トヨタ水素エンジン試作車公開(6/28)

愛知県に住んでいるのでどうしても車のネタに敏感になるのですが世界中でEVと騒がれている中で③の記事で豊田社長のコメントがズシリと響きます。

『敵は炭素であり内燃機関ではない』EV、ハイブリッド、燃料電池、水素エンジンなど全ての可能性に対して本気で取り組みそのレース現場でもレーサーとして君臨される姿は素晴らしいと思います。

既存のリチウムイオン電池では気温が寒すぎたり暑すぎたりした場合正常に作動しない物も存在した。寒い地方でEVが嫌煙されるのはバッテリーの不具合が生命の危険にも繋がるから。

炭素を出さない内燃機関であれば寒い地方であっても暖が取れ車体の各部品の暖気にもつなげられる。窒素酸化物を排出するが触媒をつけてこれらをクリーンにする技術あっての試作車公開のはず。

燃料が変わって内燃機関が使えれば今までのエンジンを作る下請け工場などを全面的に切らなくても良くなるという大きな社会問題、雇用関係を考えての事もあると思います。

全てをEVにしてしまった場合部品点数が非常に少なくなるので部品メーカーの殆どが自動車関係の仕事が出来なくなり街の修理屋さんもオイル交換やエンジン調整が無くなってしまう。

自動運転が始まれば事故がほとんどなくなるので保険屋さんも極端に仕事が減ってしまうという悪い連鎖を抑える為にトヨタがあらゆるエンジンを取り組んでいる訳だと思います。

それでもエンジンダウンサイジングとかで小さくしたりして昔のように6気筒エンジンを競って買う事は減りましたよね。4気筒もしくは3気筒のエンジンでも小気味よく走ってくれます。

そこで必要なピストンやプラグの数が減ったのも事実です。

トヨタさんが頑張ってくれるのでトヨタ系などの企業が急に無くなることは無いでしょうが数字が減っていくのは明らかです。

会社は存続をかけるのが第一なので会社が何かしてくれるのを待っていては何も始まりません。

あなた自身が会社にどう貢献するか?又はあなたが将来に向けてどんなスキルや知識で武装できるかです。

会社に役立つスキルや知識で企画を上げられれば残っていけるでしょうがぶら下がっているだけだと失礼ながらリストラということになってしまいます。

本業の他に知識やスキルがあればそれで副業にしたり本業に活かす企画を立てる事も出来るはず。その企画が通れば社内で予算が降りて企業内企業もしくは新事業部として今までの会社の看板と信用を持ったまま新たなフィールドを手にする事も出来るかもしれません。

そうした企画や提案をどんな企業も求めています。個人事業主だって同じです。今までの仕事の流れ以外に新たな試みをしてみる事で新しい人脈や発見があると思います。

回りくどくなりましたが自転車の技術というのも新しいスキルや知識に入ると思います。

誰もが知ってる自転車だけど技術者が激減している今新たな企画を走らせ放題なんです。

私の頭の中いろんな企画が走り回っていてお花畑状態(笑)なのですが本気で組める仲間を探しております。多ければ多いほど大きな取り組みが出来ていきます。

皆様のご意見をメッセージ欄より是非おきかせください。

今日もここまで読んでいただきありがとうございます

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏