今日の中根塾7/25

こんにちは。

代表理事の中根です。

7/25午前中。Mさんが習いに来られました。

仕事柄暫く忙しい日々が続き来られなかったのですが久しぶりの来社です。

まだ数回なのに結構バラしでは慣れた手付きで驚きました。

今日はインター5の自転車をバラし、3段変速の車輪をバラしていただきました。

使った道具をタオルの上に並べてもらったところ少ない工具で作業ができたことに驚いていただきました。

今回Mさんの受講のきっかけは某量販店で購入したスポーツバイクの車輪から音がするのにお店もメーカーも直せないのにイライラして自ら弄ってみたいというところから始まっております。

副業、仕事というよりも趣味の延長からスタートされているんですね。

問題の音の出る車輪を見せていただきその場で音を消して差し上げた事から驚かれたのです。原因はスポークのテンション不足で荷重がかかった時にスポークが擦れて出る音だったのです。

ニップルの増し締めをして輪芯を確認してお渡しして喜んで使っていただいているようです。

とっかかりが車輪ですのでちょっと早いかなぁ〜と思いながら車輪のバラし方をお教えしたところ興味があるというのは凄いもんで納得しながらバラしを終えられました。

先日、私が組んだ26W/Oのラジアル組にも興味をお持ちでしたので次回から車輪のバラしと組み立ても習っていただこうと計画しております。

Mさんの会社では副業禁止という事なのですが趣味の延長で来られているので問題ありません。自転車技士の資格取得をお伝えしたところ目標が出来た様な会話になりました。

こうやって一つづつ体感して覚えていただく事でテキストで習う学習でなく手に職をつけていく事ができます。

2〜3年した時Mさんが新たな受講生に技術指導する日が来ると思います。

自分の通勤自転車を自分でメンテナンスして体調に合わせてチューンするっていう楽しみ方ができるようになるでしょう。

お手も楽しみになってきました。

どんなきっかけでも自転車の技術を身につけておくとこれからの時代色々とお役に立てます。カーボンゼロがトレンドになってる今、環境に優しい乗り物というところをもう一度確認していただけたら大きな可能性を秘めていることに気がついていただけると思います。

わからないことはなんなりとお問い合わせくださいませ。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

EV競争からEV連合

こんにちは。

代表理事の中根です。

昨日の記事を上げた後YouTubeで今回の連合当該社長による記者会見がアップされてました。

リンク先をシェアさせていただきます。

忙しい中各社の代表が集い意思表示は商用、乗用と分ける前にカーボンゼロの車社会を業界全体で確立していきたいという心意気というか決意を感じました。

愛知県は車社会。トヨタ自動車のお膝元でもあるので地域経済やビジネスにおいての流れが大きく影響してくると思います。何度も確認して未来の車社会と連携を取れる自転車業界の活動をしていきます。

環境に優しいというアイテムだからこそそれ以上のメリットで社会貢献できれば新たな需要が生まれてくるはずです。

大量生産、大量消費という個人中心の今までの思想から離れから地球と社会優先出来るメソッドを考えていく良い機会であると確信しました。

大企業のリーダー達による結束が社会に与えた新たな決断に感謝いたします。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

EV競争

こんにちは。

代表理事の中根です。

本日の新聞は一面からグリーンネタ満載ですね‼️

グラフまでグリーンにするっていう演出がお見事です。

CO2の排出をどう制するか様々な国、様々な企業が合弁で着地地点を弄っているのが分かります。

先日のブログでも挙げたネタで日本電産社がASF社と組んで佐川急便の配送車の契約に至った事は驚きでした。今日は日本の自動車メーカーが連合になったと解釈します。

スズキとダイハツがトヨタと共に連合を組む事で日本の技術をまとめ上げることが出来ます。火花が飛び交ってるような構成に仕立ててありますね。

日本電産社のモーターは一級品ですので品質は問題ないでしょう。

そして今まで日本の交通事情を分かってシェアを持っている企業連合のノウハウも素晴らしい物をお持ちだと思います。そこにトヨタ社が推進している自動運転技術や街づくりが加わると未来都市の構想がドンドン近づいてくる気がします。

世界中の色んな企業がCO2削減に向けて動いている中、競うところが世界のシェアになっていく時、両連合の提携がされるかもしれませんね。

競争する事=弱肉強食になるので戦争がなくなるかもしれません。

ここで何故CO2を削減する必要があるのか事業に当てはめると地球温暖化がこれ以上進むと異常気象が増えて人間が生きていけなくなるという事。

弊協会でもやれる事を掲げていきます。リサイクル、リユースを尊重してCO2の排出を削減。店舗事業部での修理や販売に於いてCO2排出量を提示出来るよう現在計算方法や算出法を模索しております。

近い将来炭素税が世界的に施行された時、物の価値が金額と同様に排出ポイントにも重きを置かれるようになるでしょう。

その時、この業界の素晴らしさが解り業界に入って来られる人が急増すると思います。

この時点で技術やノウハウを取得していく事でその時参加された方々の講師やリーダーとして活躍出来る良い時期だと思います。

ちょっとでも気になる方はHPのお問い合わせ欄よりお願いします。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

EV市場と自転車市場のシェア

こんにちは。

代表理事の中根です。

昨日の新聞に日本電産がASF社と組んで軽バンEVを佐川HDと契約という記事がありました。

日本には優秀な自動車メーカーがたくさん存在して、つい先日スズキ自動車の社長が軽自動車の電動化は道のりは厳しいがやるしかないというコメントを覚えております。

既存の自動車メーカーで困難な事が新たにモーターメーカーがASF社とコラボする事で製品化できてしまう事が素晴らしいと思いました。

ホームページを確認したところ使い易そうな車両ですね。

下にリンク先を貼らせていただきました。

https://www.nidec.com/-/media/www-nidec-com/product/news/2021/0715-01/210715-01.pdf

ASF社のホームページ

https://www.asf-ev.com/index.html

これを機に切磋琢磨してEVの可能性を広めていっていただけたら幸いですね。

街角に充電設備が増えていけばバッテリーや充電器の規格共用などで電動バイクや電動アシスト自転車もシェアできる様になるかもしれません。

シェア出来ればバッテリーの小型化でレアメタルを減らし、温暖化を削減できると思います。

軽貨物と乗用車では使用用途や乗り心地など求める物が違いますが過酷な宅配の現場から得られるデータが日本のEV、世界へ通じるEVになる事を願っております。

業務的見解で言うと自動車だけでは効率が落ちてしまう事があります。

数年前、棒宅配メーカーが試験的に配送方法の実施実験されている現場に立ち合わせていただいた事があります。

トラックから三人が降りて荷物を届けるやり方、トラックについて自転車部隊が二人巡回するやり方などで敷地内の設けた設備を様々な手段でタイムを測ってました。

この時、自転車部隊がいる事で効率が良いのを目の当たりにしております。

車両とバッテリー端子や電圧を共用していく事、パンクの問題をクリアする事で物流が円滑になると思います。

弊協会では今後、ノーパンクの施工技術者をも育成していきます。

既存の自転車店様ではどうしてもノーパンクは毛嫌いされますが社会的な利益を考えると必要になって来ます。

乗り心地の良いノーパンク素材を各メーカーさんはラインナップされて量産体制が整っているのですがサービス体制が整っていないのが現状です。

自転車の技術と共にノーパンクの施工技術者を育てていくことで今後の社会に必要な職業として認知されていくと確信しております。

今後、5G、6Gが当たり前になってくると遠隔での施工や修理ができていくでしょう。

翻訳アプリとの連携で海外の方が遠隔で日本の自転車を直す時も来ます。

逆もあり得る訳です。

高齢化社会で親の介護を自宅でしながら遠隔で自転車の修理やノーパンク施工を日本だけでなく世界に向けて出来る時代が来ます。

まだインフラは出来ていませんがインフラが敷かれてから技術を取得するより今、身につけていく事をお勧めします。

今日もEVから強引に自転車に結びつけてしまいましたがここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

炭素税で流れが変わる‼️

こんにちは。

代表理事の中根です。

最近の新聞記事は脱炭素がメインになってきてますね。

そしてエンジンや燃料に関する記事が多くなっています。

世界的な流れなので各メーカーが変革の時期なのでしょう。

ディーゼルエンジンやハイブリッドさえも35年には廃止にする決定。23年からは国境炭素税も導入されるという事で世界が一つの国のような括りになっていくのかもしれません。

個人的にはランボルギーニやフェラーリの吼えるようなエンジン音が聴けなくなるのは残念です。

製造販売禁止ということは過去に生産された車両は走行することはできるんでしょうがその時ガソリンの価格は炭素税が加算されて1,000円/1L超えてしまっていると思います。

2020/5/20ガソリンの1,000Lバージ価格が80,000円だったのが2021/7/16の今日。124,000円。先物価格ですがバージは船での取引価格。実質価格もそれに連動してるのは実感しております。今月14日から更に500円上がったので来週辺りから少し上昇すると感じております。

燃費を気にされる方はスーパーカーは所有されないでしょうが1,000円/1Lを越えると色々変化が出てくるでしょうね。

一般車両でも燃料の高騰で車両を手放したりされる方も増えると思います。

2020年の1〜2月頃外出自粛の時、空気が綺麗になったりしたことが今後起こっていくでしょうね。い

そういうスローな生き方がコロナを機に変化しているような気がしております。

その時に新しい自転車の規格や電動アシスト自転車の規制変更などでもっとパーソナルで環境に優しいデバイスとして自転車が見直されるはずです。

現在、日本の自転車店がどんどん減少しております。資本主義では仕方が無いことなのかもしれませんが自転車を売って生計を立てるには大手に太刀打ちが出来ず後継せずに廃業してしまう技術者が多いのです。

一方で昨年を除き毎年自転車技士の試験で合格される方々がいらっしゃるのも事実。

本業としては敷居の高い自転車店も副業から参加する事でリスクがかなり低いのです。

新車を仕入れて販売するのには資金的な問題が出て来ますが自宅の車庫や玄関先などを活用した修理の副業からスタートして古物商を取得して中古という流れにした場合、とても効率の良いしごとになるのです。道具と最低限の部品だけを持っていればスタートが可能。

あとはどうやってマーケティングしていくかですがそこは現在、弊協会店舗事業部で取り組んでおります。

一緒に考えて盛り上げていきましょう。

技術者の連携したネットワークを構築することで大きな事業体とのコラボレーションが出来たり流通ネットワークも構築することができます。

現在存在しないプラットフォームなのですが時代の流れからすれば構築した時にユーザー、メーカー、中心となるエージェントさん全てにメリットが出るイメージが出来ております。

先ずは興味を持って知識よりも触って覚えてみませんか?

昔から頭の良くない私は両親から『手に職』を付けろって言われて来ました。

幸い、家業が自転車店だったので手伝っているうちに職を身に付けさせてもらったと思っています。

その技術。一朝一夕で身につく物ではありません。触って理解して壊して覚えていくそれがいろんな応用になったりして技術料としていただけるようになるのです。

今後世の中が更に変化していきます。次の一手の一つとして『手に職』考えてみていただけてら幸いです。

HPのお問い合わせ欄よりなんなりと相談くださいませ。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

A –セレクションブランドスタート

こんにちは。

代表理事の中根です。

弊協会、店舗事業部においてA子さんの活躍が大きくなってきました。

ユーズド車として仕上げる際、女性目線で気になる部分を最前提に視点を置いて仕上げたブランドとして提案して行きます。

女性が『可愛い』と感じる物に個人の感性の違いはあるでしょうが私のガサツな部分とは大きく違ってるようです。A子さんの技量で追いつかない部分はありますがそこを紙に書き出していただき彼女が出来ない作業を指示してもらう流れで2品仕上げてみました。

一品目

BSシングルスター

画像では判り難いかもしれませんが鮮やかなダークグリーンに惚れ込んだA子さんが全てのパーツを取り外し掃除、磨きを施し再度組み立てました。ブレーキがダイネックスなので10年以上前の車両ですが驚くような仕上がりになっております。

二品目

BSカジュナ26

車輪、ハンドルの錆が酷く潰そうとした車両なのですが『色が可愛い』という事で再生させていただきました。

26型車輪なので錆びたスポークを張り替えるのに前後ラジアル組にしてみました。

交差する事なく放射線状に中心からタイヤに向かって伸びるスポークのデザイン美は回った時更に綺麗です。

デメリットは理論的に強度が少し弱いんです。といってもフロント#14 、リア#13スポークなので通常の使用には全く不便はありません。スポークがクロスする事で衝撃吸収して弾力を保たせる構造がラジアル組だと直に来るのです。

実証実験は私の娘、息子が高校の通学で片道6kmを毎日通学してなんともありませんでした。

但し、運動部の体格の良い男の子が10km以上を全開で走ると曲がってしまうかもしれません。実際自転車メーカーはそうしたユーザー向けにヘビーユーズド仕様の自転車をラインナップしております。

この車両は26型サックスブルーなので女の子が乗るだろうとイメージしてのカスタムになりました。

車体に大きな傷が沢山あったのですが傷の錆を落とし、A子さんの指示で買ってきたマニキュアの白を塗ったあと、サックスブルーのマニキュアを重ね塗りする事で傷が無くなりました。(近寄ると塗った後は判りますが同色なので目立ちません)

目の付け所が女性だなぁととても勉強になりました。

所謂ママチャリなのですが、通学や街乗りで使うのに脚元のオシャレを演出します。

イラストなどではスポークを描くのにこういった物を見ることはあっても実際に街を走ってるのはスポーツバイクぐらいしか出会えないと思います。

技術者育成をさせていただく立場としてデモンストレーションが出来ました。

今後も色々と提案していきます。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

ニコイチ開始

こんにちは。代表理事の中根です。

現在習いに来ていただいてるA子さん。昨日よりニコイチ再生を開始していただきました。

4/19から週に3日程習いに来ていただいております。

今までバラしをずっとしていただいていたのでどの部分にどの道具を使うのかは分かっていただけているのが凄い‼️

A子さんは部品の名前や道具の名前を余り知らないのを気にしておられますが必要に応じて徐々に覚えてしまうので大丈夫だと思ってます。

例えれば車のエンジンの仕組みや構造が分からなくても免許は取得できます。興味が出たらその時に自然と分かるしどうやって手を入れたらどんな風にチューニング出来るか身体で覚えてしまうものだと思ってます。

終始楽しんで再生をしていただけました。

バラしと組み立てでは感覚が少し違うのですが今日は業販向けと輸出向けを各一台仕上げていただきかなり手応えがあった様です。

タイヤの装着と後ろ車輪を車体に嵌める作業で苦労されてましたが2台めでは勝手が分かって来て時間短縮できました。

今後の伸び代がめっちゃ楽しみです。

業販に至ってはA子さんの性格というか気質がしっかり表現されていて細部までピッカピカになっております。

そこは彼女が普段自分のバイクや知り合いのバイクを磨いたりレストアしたりする技がふんだんに盛り込まれ、自転車業界ではやらない手法などを逆に沢山教えていただきました。

今後、店舗事業部で販売する中古自転車の別ブランドとしてA-セレクションとして展開していきます。

女性目線から仕上げた温かい仕上がりですよ〜。

多分、すぐに売れてしまうでしょうから気になる方はご来社くださいませ。

そして今夜は三重県からB君が自転車技士の技術講習を受講に来られます。

本日試験要綱を確認して対策を練りました。

今年は更に厳しくなっていることに愕きました。

詳しい報告は次回にさせていただきます。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

人口減

こんにちは。代表理事の中根です。

うっかりしているうちにブログの更新をおろそかにしておりました。

また人口ネタです。

経済の基本となる土台だと思いますので何度も記載させていただきます。

コロナ禍での不安が出生率低下になっている事も背景だと思います。

しかしながら一人っ子政策を強いていた中国が3人を推奨する様になって現在人口増加している事が凄い国だと思います。国の繁栄の為には程よい人口の増加が必要だという事。

それを実践できる事が凄いですね。

ちょっと話の筋が逸れるのですが脱炭素化に向けて中国では2カ月前から木の伐採が禁止されました。知り合いの中国ビジネスマンが現在日本の材木問屋を回って木を買い占めております。

何故、日本は木の伐採や輸出をそのまま放置するのか疑問です。

経済の問題の後に来るのは二酸化炭素をどうやって減らすかなのです。

私は小学生の時に理科で樹木は二酸化炭素を吸収して酸素を排出している事を習いました。

世界的に炭素税なんていうのが施行された時に日本は樹木を伐採して中国に売ってしまった後で困るんじゃないか?と気になります。

この様に身近な所から経済が変わってきていると思います。

日本の様に人口が減り続けて経済が縮小していくと売り上げを維持するのに物の値段が上がっていく筈なんです。トヨタ自動車は販売台数が落ちても利益は上がってますよね。

売れ筋の車のベースアップが上手にされてレクサスなどのブランディングも見事に進んでる証拠だと思います。

恐らく自転車に至っても大幅な値上げが進んでいくと思います。

現在、世界的な自転車需要で生産国はパーツが手に入らず出荷未定の工場が沢山存在しているそうです。

部品の高騰、人件費の高騰が製品に反映してくるでしょう。

その時、自転車の維持の仕方が変わってくると思います。パンクして放置する自転車が減って直して乗る。自転車店減少してるからノーパンクにして乗るという時代になっていくと思います。

これから稼げる仕事として自転車の技術。そしてノーパンクの技術が有れば小回りを効かせられると思います。

手が汚れる仕事ですが手を汚さない工夫や質の良い洗剤で解決出来ると思います。

それよりも仕事が無いとか収入が減ってしまったという切実な問題の方が大変だと思います。

どんな技術も習得するのに時間がかかります。

今から始めてみませんか?

誰もが最初は初心者です。

お問い合わせ下さい。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

合計特殊出生率からチャンス‼️

こんにちは。

代表理事の中根です。

昨日の新聞で合計特殊出生率について一面の記事がありました。

調べてところ、『女性が妊娠可能な期間に通常の出生率で子供を産むとして、生涯の間に産む子供の数を表したもの。』とありました。

一人の女性が1.8人の出産をするという事なのでしょうが世の中には男も居るわけで男女ペアで1.8人の子供を育てると言うことは人口減少してる訳ですよね。しかもその数字を達成した自治体が1割という事。将来の日本を背負う人たちが減少するってことは経済が下向きになってしまうわけなんですよね。

因みに団塊の世代の特殊出生率は

昭和22年 合計特殊出生率 4.54

昭和23年 合計特殊出生率 4.4

昭和24年 合計特殊出生率 4.32

だったんです。

夫婦に対して4人以上の子供が居たという事。

その人達が大きくなるにつれて乳母車(ベビーカー)が売れ、雛人形、鯉のぼりが売れ、ランドセルや本、雑誌が売れ、学校が巨大化し、ひとクラス60人も居たと聞いたことがあります。

結果消費者が増えたのですから物もたくさん売れたのですがその方々が今72〜74歳に成られている訳です。老人ホームや介護施設が増えたりしてるのもうなづけますね。

コロナ禍での不安から昨年は1.34。

この数字の結果は徐々に現れてくる事でしょう。

これを見越した覚悟は必要でしょうね。

消費者が減る事で生産性、売り上げが減ることは想像出来ますからリストラや企業の統合などおこりうるとおもいます。

世界的に脱炭素化が進んで燃料代が高くなるので営業車などコストのかかるものは電動アシスト自転車に切り替わってくるのではないかと思っております。

その時、自転車の価格も高騰していきます。

直して乗る文化が復活していくと思っております。背景には溶解炉で鉄鉱石から鉄を作るよりも電解炉にてスクラップを精製する方がCO2の排出が少ないので現在スクラップの価格がどんどん上がっているのです。

近い将来、自転車を直して乗ろうと思っても直せる自転車店がない事に気がつくでしょう。

その技術を身につけることが今後の少子化社会で生き残る時の財産になると思っております。

日本の自転車組合の殆どが団塊の世代の方々。30年前に3.3万軒あった自転車店が去年0.9万軒に激減している事実は少子化問題以上の問題だと思っております。

逆に言えばチャンスだと思いませんか?

自転車の技術はそれ程難しくありません。マニュアルの自動車免許を取得するくらいの難易度です。数をこなして身につけた技は多くの人から感謝されるものになります。

気になった方はホームページのお問い合わせ欄よりなんなりとお問い合わせください。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

SEIKO社の粋な取り組み

こんにちは。代表理事の中根です。

昨日は時の記念日という事でした。

新聞の見開き広告に驚かされました。1ページ2,500万円といわれる広告を2ページ使ってのパフォーマンス。

創業140年記念という事も含めての意気込みが伝わってきました。

リペア、リニューアル、リメイクなど『リ』のつく動きが今後の脱炭素化に必要なキーワードになって来ている証拠だと思います。

使い捨てではなく職人が丹精込めて仕上げた高級品を永く使う為に職人がまた腕を奮うという事をSEIKO社が時の記念日に提唱されたのだと思います。

5,000万円もの広告費用を使って腕の良い職人が在籍している事、ブランドを守っていこうとする意気込みが伝わってきました。

一方、自転車業界では職人、技術者がとても少なくなってきてしまいました。

OEM工場の提示する品物を仕入れて売っていくだけのルーティン化してしまい流通に高い給料の技術者は淘汰されていってしまった気がします。

原材料、生産国の人件費、世界的な自転車需要からくる部品の高騰など新車の生産がコロナ前の様に間に合わなくなってきている今、日本国内での需要を今後満たし切れない可能性も出てきております。

事実、スポーツ自転車などは部品が間に合わない為、注文したバイクが店頭に届くのが半年後とか未定という現状も出ております。

そうなるとリペア、リメイク、リサイクルという『リ』のキーワードが大事になって来ると思うのです。それにはテキストやマニュアルではなく実技としての技術、経験値が必要なのです。

どうしても海外のOEM生産をしていると細かな所まで触ったり弄ったりする事が少なく経験値を上げる事ができません。

ですから今がチャンスだと思うのです。

自転車をバラしたりしながら壊れた部品を替えたりしながら部品や工具の癖やコツを覚える事で更に経験値を上げる事ができるのです。

SEIKO社さんの様に高級ブランドを持っていれば腕の良い職人が更に腕を奮う事ができます。から自転車も今後高級路線に移っていくと思います。

良い物を直してコンディションを調えていく技術を身につけさえすればそれが宝になります。

当然、手が汚れる仕事ではありますが技術を競う事で更に次元の高い仕事が可能になっていくと思います。

職人の評価は基本工賃で決まっていきます。経験値を上げる事で更に収入を上げていける職業です。

気になる方はHPのお問い合わせ欄よりなんなりとお願いします。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏