それは拘り我儘

こんにちは。

代表理事の中根です。

ロシアのウクライナ侵攻で世界情勢が刻々と変わって来ております。急激な円安、原材料の高騰など経済に疎い私でも只事では無いと震撼する様な記事が紙面から訴えてきます。

昨日の記事に昨年閉鎖した三菱自工のパジェロ工場が大王製紙に40億位で売却というのも驚きでした。違う物を造る工場でも売却後活用が出来て地域の人は工場での仕事ができるのだなぁと。

一方で早期退職された方々の中には今までの働き方やこだわりに縛られて身動きが取れ難くなっていらっしゃる方もいらっしゃるという事も耳にしました。

輸入の多い日本ではOEM工場での原材料、輸送コスト上昇だけで無く為替相場迄も円安になってしまうと製品のコストがとてつもなく上がってしまう事が充分想像つきます。

人口が少子高齢化している日本ではバブル期の様な消費拡大が難しい状況。

そうなると価格上昇。市場での優位性の変化などが変わって来ます。どんな物がニーズかその時その時で解らないですがユーザーは価格上昇に伴いより慎重な購買にシフトしていくと思います。

その購入判断の中で今使っている物をそのまま使うか、中古に買い換えという選択も入ってくる様になると思います。

コロナ禍で働き方も変わって来ていますし色々な価値観が交錯して行く様になるでしょうね。

昨日の新聞一面に地球の海面上昇のことが載っていました。

温暖化に伴って海面上昇がどんどん進んでいるという事。その温暖化で異常気象が発生したりして災害が増えているという事が今、人類に課せられた最優先課題なのでは無いかと思っております。

あと2度上がってしまうと自然では制御出来ない領域に入ってしまうため二酸化炭素を減らす必要があります。

様々な拘りが在るので否定をしませんが一度立ち止まって別ルートとかで歩み寄れる時代になって来たのかもしれません。

働き方も国も地球在ってのもの。心の柔軟さを求められているのかもしれませんね。

脱炭素化と世界情勢からもっともっとインフレが進んでいくのでは無いかと感じております。

なってほしくは無いんですがガソリン単価300円なんて事にもなり兼ねません。

その時、今の様に気ままにドライブしたり出来る自信のある方は良いのですがそうで無い場合、買い物や生活様式も変わっていくでしょう。

ガソリン節約の為自転車を乗ろうと思っても自転車も値上がりしたり品不足だったりします。

その時、自宅にある自転車を引っ張り出して来て直して乗るとしても直せる職人、技術者が今の日本では激減している状態なのです。

ここで新たな需要が生まれてますから整備士の一環として取り組んでいただければローリスクで地域に貢献できる仕事になるわけです。

今までの職種や業態など拘りもあるでしょうがこの激変する今。別の一手も手にされたら安心じゃ無いでしょうか⁉️

最後はまたこじつけになってしまいましたが『手に職』があればこれからは大きな在庫を持たなくても仕事として成り立っていく時代であると思います。

気になった方、意見のある方はHPのお問い合わせ欄より何なりとお問合せくださいませ。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

タイムリーなリサイクル

こんにちは。

代表理事の中根です。

白金は別名プラチナとも言われる貴金属でもありますがディーゼル車の触媒に使われてたり燃料電池の電極などに用いられる素材なのだそうです。ディーゼル車はトラックやバスなどに主に採用されているため物流に必要ですし燃料電池は次世代のエンジンとしてトヨタ自動車がMIRAIをリリースしたりと次世代に必要なリソースなのです。

その白金をロシアが輸出する世界シェア14.2%を占めているのですがこれが今、経済制裁で入りません。

今日の新聞に明るい話題が載っていました。

東北大学と同大発のスタートアップ企業がホヤの貝殻と畜産廃棄物の血液を固めたから血粉から白金触媒と同等以上の数値を出す物を開発したという物です。

以前、青森に出張に行った時、旅館の晩ごはんにホヤが出て珍味だったのを覚えております。

今回、燃料電池に特化して10年以内に実用化を目指すという事です。

半導体に始まり様々な原料の値上げで受注待ちの続く自動車業界に一つの明るい話題だと思いました。

こうしたリサイクルにおける素材でコストを抑えながら未来につながっていく話題って嬉しくなりますよね。

ただ単に使う、要らない物を棄てるというロジックだけで無くて、要らない物を活用していく取り組みがこれからは絶対に必要になって来ます。

弊協会を立ち上げたのも環境に優しいはずの自転車を使い捨てにするのでは無く、リペア、リユース、リサイクルしていくべきであると思ったからです。

現在、そのリペアが出来る人財が不足してしまっているため安価な自転車を使い棄てしてしまっている事に歯止めをかけ、放置自転車やゴミの削減、自治体の処分費の削減に貢献したいと思っております。

まだ誰もトライしていない事なのですがいつか誰かがやらなければならない事だと思います。

そしてそれができた時、新しい雇用と街の流れができると思うのです。

今日の様な記事にとても勇気と希望をいただきました。

技術者を育てる場所として地域や皆様に貢献していきます。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

生かされている事に感謝する日

こんにちは。

代表理事の中根です。

東日本大震災から11年。復興途中である東北の方々の心境はまだまだ癒えてないと思います。

7年間、石巻の方から聴いた生々しい避難劇、その後のサバイバルなど同じ日本なのか?と思える程の惨状をイメージしました。

そして福島ではそれにプラスして原発事故の併発。

世界に衝撃を与えた出来事でした。

チェルノブイリ原発事故の事例をもとに様々な機関が奔走していたのを思い出します。

11年経過してロシアの侵攻の標的が原発や病院になっている事でチェルノブイリ原発事故や福島原発の惨状を知ってるはずなのに危機感と焦りを感じます。

ロシアは交渉の手段として用いたのかもしれませんが世界は脱ロシア路線。中国は中立の様ですが豊富な天然資源を見越しての中立なのかもしれません。

今朝の新聞でアメリカの液化天然ガスプラントが生産を6割増やしてヨーロッパへの輸出体制を整えるという記事でビックリしました。

経済制裁というのはこうした販路まで断たれてしまい兵糧攻めの様な状態になってしまうという事。

世界が脱炭素化に向けてしふとしている今、天然ガスの販路や金融インフラが停まってしまうのはロシアにとって相当の打撃のはず。

窮地のプーチンさんが禁断のボタンを押さないことを祈るばかりです。

様々な出来事で燃料や原料の高騰、不足に拍車がかかってます。

今までの価格で生産できなかったり計画数を生産できなかったりと品薄や高騰の要素が増えてきました。

造り方、売り方、買い方、生活様式まで脱炭素化に向けた生き方にシフトが求められて来ると思います。

今までは物に溢れていた時代だったのに急に物が間に合わなくなって来た事でシンプルで大事に労って使う様になっていくのかもしれませんね。

物だけで無く人に対しても同じだと思います。ちょっとした挨拶などで人間関係も円滑にしていく事が昔のように地球や環境に優しコミュニティやマーケットができていく様な気がします。

震災で亡くなられた方々、いまだに行方のわからない方々にはいろいろな夢や希望をお持ちだったと思います。

争うところから離れ、今生かされている事に感謝して今出来る最大限の挑戦を決意する日だと思っております。

合掌

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

ソニーの自動車25年発売‼️

こんにちは。

代表理事の中根です。

時代の移り変わりで驚く事が進んでおります

本日の日経にソニーとホンダがEV提携の一面記事‼️

去年の1月モーターショーにソニーが出品したサンプルが素晴らしすぎると世界中で話題になった事はブログでも書かせていただきました。

http://takumidensho.org/wp-admin/post.php?post=236&action=edit

今まで、車を選ぶ時の基準ってメーカーの歴史、デザイン、パワー、燃費、耐久性、維持費、安全装備など主にハードウェアが多かったと思います。高級車になれば室内の静粛性とか内装の質の高さ、快適が主だった様に思います。

去年、家電メーカーの自動車⁉️という事で衝撃的でしソニーはあくまでも試作だという事でしたが完成度の高さからいろんな自動車メーカーからのオファーがあったんでしょうね。

今後、EVになり、自動運転化していくとパワーを競ったりする事も減っていくでしょうし運転という概念もなくなっていくのでしょうね。そうなると車に乗った時に行き先をナビにセットすると自動運転で目的地に行けてしまう時代を想定してのコンセプトだと思うのです。

移動の時間を楽しませるのはソニーの技術。安全快適にするのがホンダの技術。という事ですね。

リモートワークが普及した今だとZOOMで会議をしながら移動、作業も社内で出来て到着したら現地での確認などという離れ業が出来てしまう訳ですね。大会社の重役が運転手付きの自動車で移動する様なステイタスが当たり前になってもっとポピュラーなスタイルで言えばドラえもんの『どこでもドア』の様なアイテムなのかもしれません。

昔は音楽はステレオの前、テレビリビング、車は安全運転に集中でしたからそれらの枠を飛び越えた訳ですからね。

もしかしたら今後、UVERの様なサービスが走行中の車に届けてくれるサービスというのも出来ていくかもしれません。AIが自動運転を制御出来ればお届けが車を接近させる事も可能なんじゃないか?と思います。

高速道路を移動している時にタッチパネル操作するとラーメンが届けられるなんてサービス。

恐らく頭の良い人たちがこんな事は考えておられるでしょうね。

時代の変化がこんな所にも起きているって感じました。

地球温暖化対策には良い物を永く使うという時代に入ったという事ではないでしょうか?

自動運転のEVは最初は高いと思います。開発費やインフラ整備などの費用がそこに乗ってきます。

しかし部品点数が少ないEVであれば故障も少なく消耗品の交換で維持費が読めると思います。

そしてロシアのウルグアイ侵攻で原油始めあらゆる資源の値段が上がってきたというニュースを耳にしますので益々ガソリンや半導体、金属の価格は上がるんじゃないかと思っております。

ガソリンの取引価格パージが一昨日から昨日の1日で2,000円/1キロリットル上がりました。

来週あたり小売価格がまた更に上昇するでしょう。

トヨタのランドクルーザーやレクサスLXなどは納期が4年待ちNXに関しては注文受付しないのだそうです。

これから生産される自転車には原料の値上がり分がオンされてくるのと有事であるため流通の遮断で入荷が遅れたりする事も考えなければなりません。

それだけ物が足りなくなってきている今、人々の日常の脚となる自転車が納屋から引っ張り出されて復活する様になるのではないでしょうか?

その時、技術を持った方が修理出来れば喜んでいただけて、ごみの削減が出来、複業(副業)として成り立つと思うのです。

弊協会の考える自転車店ビジネスは技術者が工具を持っている事が先ずはスタート。沢山の新車を並べて販売する方法もあると思いますが大きな資本が必要になってきます。少資本、少リスクで始められる点では技術料として大きなリターンがある仕事です。

部品点数も少ないので習得もしやすいメリットがあります。

これを機に技術者のスキルを身につけてみませんか?

HPのお問い合わせ欄より何なりとどうぞ

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

再生トレンド

こんにちは。

代表理事の中根です。日々のルーティンや新規のお仕事でブログがすっかりご無沙汰になっておりました。

言い訳はみっともないですね。きっとやる時間は有ったんでしょうが怠けちゃったんでしょう。

さて、15、16日の新聞で気になる記事を二つ見つけました。

❶航空機燃料の再生燃料を2030年には全て置き換えるというもの。

流石に今の段階では飛行機はモーター化出来ないのでジェットエンジンを使うとして、あらゆるバイオマス技術を駆使して再生エネルギーにするとの事。

私の大好きな映画のシリーズで『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』をふと思い出しました。

科学者のドクが未来でデロリアンを改造して現代に戻ってきた時、ボンネットを開けて主人公のマーティーの目の前のゴミを無造作に投入した後未来へ戻っていく場面です。

DVD買った時は何気に笑って観ていましたがこういう技術が進んで実際に30年には全てがこうなるという事なんですよね。奇想天外な発想が未来の常識のヒントになるかもしれないと思いました。

空飛ぶ車の開発やドローンの技術力が合わされば本当にこれが実現するのかもしれません。

楽しみですね

❷二つ目は2/16の記事

鉄スクラップの高騰記事ですね。

本ブログでもよく取り上げさせていただいてますが脱炭素化で鉄を電炉にてスクラップから再生するから動きは世界中で始まっているのです。

元々他の形をしている鉄を溶かして再利用していく訳ですから『鉄クズ』という表現から脱却していくのでしょうね。鉄は酸化して土に還る事もあるので新規を鉄鉱石から作らない限り絶対量は減っていく訳ですから更に値上がりするでしょう。

記事の中に、鉄鋼メーカーの原料購買担当者が「買い負けない高値で調達するしかない」というコメントがある様にこうした背景がインフレになっていくんでしょうね。

実際、自転車の価格もこの1〜2年で値上がりしております。ブリヂストンのアルベルトロイヤルは2022モデルの定価が98,000円‼️これにオプションの荷台やスタンドを付けると10万超えの通学車なんです。これが本来の価格なのかもしれません。

価格を抑えた自転車では原料や部品の調達が後回しになって入荷が遅れたり、未定になってしまったりしております。

コロナ禍より世界的にバイクブームが白熱化した事でシマノのパーツ製造が追い付かず完成車の納車が1年遅れとかが発生しておりショップさんもお困りの様です。日本だけの話ではありません。

こうした需要がまだまだ続く中、原料、燃料のリサイクルという再生のトレンドが拡がっていくのであれば製品、商品のリサイクルという物も注目されてくるはずです。

それらに息を吹き込むのには技術者、匠の手を介す必要があります。

今、その技術者が圧倒的に足りない時代。使い捨ての時代であらゆる職人は隅に追いやられてしまいましたがその職人、技術者が必要になる時代が来たという事です。

弊協会ではその技術者を育成させていただく事に重点を置き活動させてただいております。

技術と工具を持った方々が日本中にいてくださる事で大きな案件や地方の細かい案件を請けてシェア出来ていく事でギグワークを構築する事をイメージしております。

仕入れて売る時代から技術を活かす業界で漫画の様な発想かもしれませんが今後のトレンドに融合させていきます。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

正義の味方‼️

自転車温故知新

こんにちは。

代表理事の中根です。

昨日、久々に師匠のところに顔を出して来ました。

師匠は17年くらい前に亡くなったのですが奥様がお店を守っておられ時々お伺いしてお手伝いしたりしてくるのです。

店頭にあった実用車でタイヤ交換をお手伝いした方が良いのかな?と思っていたところ、これは古いからお客様が代わりを購入されて処分するという事でした。

私の悪い癖で古い物に見入ってしまいいただいて来てしまいました。

それがこの車両です。

33年前のツノダ製。丁度この時は私自身ツノダの社員として名古屋の西区の問屋さんに出向に出ていた時の物です。

溶接していた人、車輪を外注担当の人、塗装をしてる人、生産ラインで組み付けしてる人達など回想出来ました。

こうして見てみると脱炭素化されていたんだなぁと気付きました。樹脂製品が極端に少ないのです。サドルが現代の物になっていますがこの当時のサドルはベースはスチールそこに圧縮したスポンジを乗せてビニール製の表皮を被っていました。(現代はベースがプラスチック)

このひと時代昔だとサドルベースが鋼線で表皮に革を張った物になります。

この部品ですと一つづつ手作業ですので高価であったのですが50年経過しても現役で使えています。大量生産大量消費の時代には安くて代用出来る石油加工の製品になってしまいました。

近年の脱炭素化では脱化石燃料で二酸化炭素発生を抑えようという世界的な動きですと昔ながらのサドルだと鉄は再生出来、革は二酸化炭素を発生せず土に還るので環境に優しい部品なんですよね。(この画像は62年前の自転車のサドルです)

ペダルはゴム製ですが33年使ってこの減り具合ですとまだまだ50年は使えそうです。

唯一タイヤ、チューブは消耗品なのですがチューブは再生する業者様が居られたりするのでタイヤのみが二酸化炭素発生する対象部品です。但し交換する時、タイヤの肉厚は著しく薄くなっており個体差はあるものの500g/1本になります。

今後、このタイヤの再生方法や有効な処理方法が出来ていけば更に環境に優しい物に仕上がっていきます。

そう思っていところ今日の新聞にカネカが海洋性分解樹脂の増産という記事を見つけました。

今問題になっている海中のプラスチックゴミ問題のも明るい話題であると思います。

この素材を使ったサドルなどの樹脂製品に切り替わっていけば現代のデザインの自転車が60年前のレベルの脱炭素化を果たす事ができる様に思います。

但し記事にもある通り従来の2倍の価格。もしかしたらあらゆる工場がこの素材にする事で原料が不足してもっと値上がりする事もあるかもしれませんね。

現在、金属の原料が脱炭素化でどんどん値上がりしております。あわせて原油の高騰で流通コストが跳ね上がりあらゆる物の価格に転嫁され今までの様な手軽に安くという考え方の根底が覆る様な時代が来たと思っております。

地球の為、次世代の子供たちのため少しでも気温上昇を抑える行動と企業努力していきます

『壊れたら買い換える』昭和の発想から『直して永く使う』発想が今後のトレンドのような気がします。

偶然立ち寄った師匠の御宅でしたが『中根。これから学べ〜』って師匠からの檄が飛んだような気持ちになれました。

流石師匠。天国からのリモートでヒントを提示してくださいました。ありがとうございます

弊協会では自転車の整備。自転車技士の育成も行っておりますが特に修理など応用問題とノーパンク車輪の施工を中心に学んでいただいております。

修理をするお店が減ってしまった事で買い換えという選択肢をされている方々へリペアしてくださる技術者がいらっしゃるのなら直して乗りたいと思われるはず。

そしてパンクで乗れなくなった自転車を直すお店に持って行く事が困難で廃棄してしまう事が無くなっていけば街の美観も損なわずユーザーも永く大事に乗れる訳です。

工具と技術を持った方が増えれば正義の味方の如く喜んでいただける仕事になっていくはずです。

店舗や在庫は二の次で良いのでローリスクであると言えます。

質問は何なりとHPのお問合せ欄よりお願いします。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

鬼は外。福は内

大きな流れの変化

こんにちは。

代表理事の中根です。

今日は節分ですね。

昨今の脱炭素化の流れから今まで当たり前だった色々な事が移り変わろうとしています。

その様に感じているのはわたしだけなのかもしれませんが。

①まずは銀行のシフト。

銀行業務をそのままにブロックチェーンを活用していく事で場所を超えた投資家から集めた資金を安い金利で貸して投資家に多く配当出来るというもの。

私の年代は学校を卒業する時、金融関係に就職する人達はいわゆる『勝ち組』と呼ばれていました。ですから今でも金融関係者は勝ち組の人達だと思っています。

銀行の統合などが進んでいる昨今。銀行そのものにかかるコストがブロックチェーンでいらなくなってしまう世の中が来るかもしれないと思いました。

②ばら積み船料9割安

どちらも本日2/3この記事なので驚きの連続だったのですが脱炭素化で石油の高騰、鉄を溶解炉から電炉でのシフトしていることはかなり前からブログにも挙げている通りである。

コロナから重油の高騰、中国の生産に世界中から注文が殺到して生産が追いつかないことと並行して空のコンテナが足りないことなどから船賃が上がってさまざまな業界がいろんな輸入物を値上げする状況下。二酸化炭素の発生要素になる事から原料を運ぶ船賃が下がるということは世界中で起こってることだと思います。

当然、溶解炉で働く人やそれに携わるサプライヤーも厳しい状況なのだと思います。

③セブン、そごう・西武売却

一昨日衝撃的だったのがそごう・西武売却の一面記事。

金融関係の他に百貨店業界の就職も『勝ち組』だった世代です。

こちらも統合しながら進化していると思っていたのは私の願望だけで不振だったんですね。

世代の移り変わりからうりかた、買い方が変わり他所行きの服を着てデパートや百貨店にお買い物に行っていた時代は終わり普段着で買い物出来るコンビニ、自宅で買い物出来るネットへとシフトしているという事なのでしょう。

今まで当たり前だと思っていた事がまだ知らない形態へと変わらざるを得ない状況。

古き良き時代は時として鬼になる時代。

こんな日は節分をして『鬼は外、福はうち』と豆を撒いて古い執着を捨て新しい発想で福を呼びたいですね。

今日も此処まで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

NIKKEI脱炭素アワードエントリー

こんにちは。

代表理事の中根です。

やっと2月になりましたね。

先月はありがたいことに元日から仕事が盛りだくさんのところからスタートという有難い月でした。

1/5に実家で一人暮らしする母が倒れてスクランブルで戻った時、幸いにも実家に到着と同時に愛車のエンジンがダメになり身代わりになってくれた感じで母も500m離れたクリニックに通い薬を貰ってついでに牛乳を買ってくるほどに回復しました。

その間2日ほど臨時休業した事で私自信も身体を休めることができました。

後半は出張が続き、近場でしたが関東と関西をクルッと回ってくることもでき新たな出逢い、試み、取引など収穫の多いひと月でした。

丁度臨時休業していた1/6。日経に『NIKKEI脱炭素アワード』の告知がありとても気になったので切り取って時々眺めておりました。

弊協会の目指しているところは紛れもない脱炭素化した社会での仕組みづくり。

此処にエントリーする事でノミネート以前に私自身の頭の中の整理が出来たり少しでも認知度を上げられる要因になるかもしれないと沸々と構想しておりました。

1/31が〆切という事で私の本領が出てしまいました。夏休みの宿題を9月に入ってからやっていた性格がそのまま出て、昨日てんてこ舞い。

一昨年中古で購入したパソコンを引っ張り出してきて慣れないというか初めてだったかもしれないワードでの原稿作成。

頭の中では骨子が出来上がっていたので原稿作成は案外早く出来ました。

最初の難関は画像の添付。たった二つの画像をネットから切り抜いて貼るまでに2時間。

この時点で20時。

提出データは揃ったのでエントリーフォームに添付するだけなのですがPDFに変換しなくてはいけないとの事。

これは過去にやった事も習った事もないけどそれっぽいアイコンをカチカチやっていたのですが21:30になっても進まない・・・

もはやこれまでか。いや。まだ2時間半あると奮い立たせスタッフのA子さんに電話。夜分大変失礼なのは承知の上でPDFの変換方法と添付方法を尋ねました。

うちのパソコンのワードがWindowsでは無いので勝手が違う為、電話の向こうで少し困った声でアドバイスいただけたA子さんの粘り勝ちでPDF変換と添付が完了しました。〆切50分前の綱渡りでした。

何十年ぶりに夏休みの宿題を終えた時の様な達成感を味わうことができました。

今日から2月。新たなお問い合わせをいただいており、計画している事や通常の業務で面白い日々になりそうです。

周りの環境や応援いただける皆様に感謝します。

そして今日も此処まで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

こんにちは。

代表理事の中根です。

18.19日東京浅草での展示会に行ってまいりました。

去年、コロナにより中止になったので皆さんその鬱積を晴らすかの如く真剣でした。

みなさんが素晴らしいと感じたのはコロナ関連の愚痴を言い合うのではなく、コロナを踏まえた今後の展望やビジョンを語るキラキラした方々が日本中から集まり素敵な波動を放っておられた事です。

去年の中止を機にパーツ展示会という趣旨のイベントでしたが物を紹介して売るだけでなくそこに出展されるベンダーさんや訪れる方々の想いや方針を交換しているという感じがいつもと違う雰囲気として伝わってきました。

8年前、袖触れ合うも多生の縁のイタリア人プロダクトデザイナーがオリジナルブランドを立ち上げられていた事も驚きでした。自動車業界ではかなり有名な方なのでそんな人が私を覚えていてくれた事も凄いこと。

元々、自転車のプロダクトデザインをしたいという事だったので彼の夢の結晶と一緒に撮影させていただきました。

停めてあったロードバイク自体から躍動感が感じられるオーラの様なものがあり、見とれていたらサンティエロさんが声かけてくれたって感じの再会でした。

オミクロン型のまん延防止措置としてスタッフの全員の緊張感や配慮も素晴らしく気持ちよく会場を観て廻ることができました。

ブース出店キャンセルの企業もごく僅かで殆どの方々の圧迫から解き放たれた様な弾けかたが今後の業界の明るさを映し出している様に感じました。

私自身、二日間掛けて探していた部材や業者さんと巡り合える事ができて、今まで『なんだかなぁ・・・』と思っていた部分に『これだ‼️』と思えるご縁がありました。

展示会だけでしたら新幹線で行って日帰りという選択肢もあったのですが、先週から静岡県からのご注文や栃木県での作業。買い付け。そして急遽埼玉県熊谷市での仕事もいただき2週間くらいに匹敵するくらいの内容で出張できた事に大変感謝します。

今まで知り合った方々から繋がりからさらに繋がりおきな手応えを感じております。

名古屋に戻り、いただいた仕事や情報、など整理させていただき暫くは更に忙しくさせていただける事になりました。

なんか抽象的な記事になってしまいましたが弊協会の仕事が多岐に渡るため追々、紹介しながらアップさせていただきます。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏

次世代プラスチック

こんにちは。代表理事の中根です。

お正月が過ぎて日常に戻りました。

今日は月曜日なのに近所の様子がおかしいと思ったら成人の日で祝日なんですね。

今日の新聞は脱炭素の記事がてんこ盛りでした。

王子HDの木材などを原料に造るバイオプラスチック技術を2025年に量産するという記事がとても印象的です。

今まで石油から造られるのがプラスチックだったのが植物由来という事で焼却処分しても植物が育つ過程で吸収した二酸化炭素と相殺という事です。

まだコストがポリエチレンの倍だという事ですがこれが量産体制でどこまでコストダウンできるかというのが今後のテーマなんでしょうね。

自転車においてもプラスチックを使っている部分は沢山あります。

ベル、サドル、ペダルなどなど細かく上げていくともっとあるのですが、環境にやさしい乗り物であっても経年劣化などで壊れた場合廃棄でCO2が出てしまいます。

これをバイオプラスチックになればたいや、チューブなどのゴム以外はCO2を排出しない物になるんじゃないかと感じました。

いろいろな企業が脱炭素に向けて研究しておられるので、もしかしたらゴムのタイヤに代わる素材も出てくるかもしれません。

いや、きっと出てくると思います。

世界のトレンドがストップ温暖化の為の脱炭素化ですので真っ先に自転車がその要素を兼ね添えた乗り物になる事でしょう。

もしかしたらバイオプラスチックや新しいタイヤ素材などはリサイクルが可能なインフラが施されるかもしれません。

今の時代の使い捨て、買替えなどのワードからリユース、リペア、リサイクルにウエイトが置かれている今。単価が上がってもそういう流れが主流になってくると思います。

単価の上昇は悪いことばかりではないと思います。ユーザーは大事に使う様になりメンテナンスなども採算が取れやすく充実してメーカーもリペアパーツ在庫の充実をしてくる事でユーザーの快適度合いが直接環境保護に直結してくると思います。

但し、そのリペアする技術者が日本には少なくなっているのです。

1990年に3万3千軒在った街の自転車店が2020年には9,000軒を切ってしまっています。

新しい世の中に必要な人財数が不足している為、修理に時間おかかる物には買い替えという流れになってしまってはせっかくの脱炭素化が進みません。

地球温暖化であと2℃気温が上がってしまうと後戻り出来ない状態になってしまうのだそうです。

現時点でも異常気象や生態系の変化などで気温上昇に伴い災害や飢饉があちこちで起こっています。

今ならこれらの上昇要因を抑えれば元の地球に戻ることが出来るギリギリのところなので世界中で脱炭素化が進んでいる事をもう一度念頭に入れましょう。

技術を身につけて工具を所持することでこれからの世の中での仕事の一つになっていくと思います。

自転車は部品点数が少ないので自動車の様な大きな設備や工具の点数も必要としないところではローリスクであると言えます。

これを機に技術を身につけて脱炭素社会で役立つ『手に職』目指しませんか?

詳しくはお問い合わせ欄よりお願いします。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏