車輪組み(動画あり)

大変ご無沙汰しております。

代表理事の中根です。

5月の半ばを過ぎました。

毎年6月になると自転車技士の試験申し込みが始まります。

試験は90分で後ろ車輪の組み立てバランス取りの後タイヤを嵌めて全体の整備という形。

減点方式の採点になっております。

いつも駆け込みで依頼を受けるのですが皆さん車輪組み立てでお困りです。

車輪組み立てバランス取りを30分以内で仕上げれば60分で残りの整備をすれば良いのでタイムマネジメントがしやすいのですが弊協会に駆け込みで来られる方々は車輪が組めなかったり60分以上かかってしまったりして最後まで仕上げられず失格になってしまわれる方々が殆どです。

今回、MTBの前車輪をバラす機会があったので組み立てを早回しで動画に収めてみました。

①スポーク通し

②ニップル仮付け

③ニップルの仮締め

④縦振れ取り

⑤横振れ取り

車輪組みで1番重要なところは③なのです。スポークが弛んでいるところでどんなに横や縦の振れを弄ってもリムが真っ直ぐに回ってくれません。そして均等に仮締めする事でその後の④や⑤の作業時間を大幅に縮めることが出来ます。

試験車両は練習もそれでやるので予め③の仮締回転数を私が車両ごとにお伝えします。

後ろ車輪だと右(スプロケット側)と左で長さが違いますから①の通す時も簡単なコツがあります。

今回は修理でスポーク交換でしたのでぶっつけ本番ですから③の仮締めで10回転だったのですがニップルを3-3-2-2回転と車輪をなん度も回したので時間が掛かってしまいましたがハブにスポークを通し始めてから組み上がって振れ取り台から外すまで30分で出来ました。

私ごとになりますが34年前、自転車組立技士として試験を受けた時は反復練習したので組み立てを始めて完了する迄に38分で出来ました。弊協会ではこの時のノウハウを懇切丁寧にお伝えしていきます。

40分を切って組めるかどうかは個人差ですが今までお教えさせていただいた方々は車輪組みとタイヤをはめるまでに40分、車両の組み立て調整をして完了するまでに70〜80分ほどでゆとりを持って終了されてます。

制限時間内に終えて点検する余裕がある事で合格する確率を上げていただいております。

技術は本やテキストを読んでも身につきません。数をこなして体で覚えていく必要があります。

一度身につけた技術は『芸は身を助ける』ごとく、少々のブランクがあっても体が覚えているものなのです。

物価高の世の中、自転車の需要が増えているこのご時世。自転車店の跡継ぎが居らず修理出来る人、場所の需要はどんどん増えてきています。

新たなスキルとしてこれからの時代に喜んでいただける技術を身につける事でサラリーマンであっても社内ベンチャー、新規事業部としての企画もお手伝いできますし副業(複業)、独立、事業継承のお手伝いもできます。

自転車店ビジネスはかなり小資本省スペースでスタート出来ます。

最小限のリペアパーツ、工具と技術で良いのです。飲食店と違って仕入れた物のロスは殆どなく視覚などの法的規制は今のところ緩い業界なのです。

将来のために何かとお探しなのでしたらご相談ください。

今年の自転車技士試験を受験される方々。実技試験を突破されたい方はお早めに受講枠を予約くださいませ。早めに準備して余裕で試験に挑む事をお勧めします。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏