こんにちは。
代表理事の中根です。
昨日、新しい試み成功しました。
どなたもがやられてる事だと思うのですが自転車のパンク修理のリモートができました。
日曜日に電話が入り身内のロードバイクのパンクを直して欲しいという依頼でした。
一人暮らしで仕事も不規則という事で電話とSMSでのやりとりで駐輪場に出して置いていただきダイヤル錠を解錠してお預かりしました。
後輪のパンクは所謂『石打ち』というやつで縁石などに乗り上げる時縁石の角と車輪で押し潰しチューブにハの字のキズが2箇所開いてしまうものです。
この方の場合結構ハイスピードだったみたいで思いっきりチューブが裂けていて補修不能でした。
その旨を写メで伝えて修理代金の提示。了承までいただいたので修理迄はスムーズに済みました。
問題は此処からです。
知り合いの身内ということですがまだ一度もお会いしたことのない方。お引き渡しのスケジュールが合いません。平日の昼間を希望されてるのですが昼間は車で片道40分かかる処。昼間持っていくのだと出張料を戴かないと採算が合いません。
夜ならば近くを通る事もあるのでついでに行ける事を考えてpaypayのQRコードを写メで送ってみました。

1時間後。決済終了のメールが届き無事お届けすることが出来ました。
今まで修理の場合顔を突き合わせて会話しながらとかお届けした時に現金をいただくなどリアルで顔合わせする機会が何処かであったのですが完全にリモートワークにすることができました。
700x25cロングフレンチバルブのチューブ交換は部品自体が高いので新品を使うと3,000円を超えてしまうのですがリビルトチューブの提案をしたらそれにして欲しいということで着手させていただきました。
先日別の方がロードバイクの石打ちで持ち込まれたのですがその時はチューブよりもタイヤが切れてしまっていてチューブは小さな穴なので補修ができたのです。
弊協会が目指す環境に優しい循環型の企業。部品代を抑えて作業工賃をメインにする事でユーザー様納得の上で安価に修理が出来、へいきょうかいの売上、利益も確保しました。
今までの時代ならばここまでで終わりなのですが循環型企業を目指す上でチューブの買取先、バルブの買取先を確保している事で全てを有価に変える仕事ができたわけです。
これをサイト化した時に自転車修理のギグワーク化が出来ていくんじゃないかと思います。
街の自転車店が減少していく中、人々の働き方が多様化し、自転車が夜間パンクした時に困ったひちたちが深夜営業しているドン・キホーテなどで買い替えて敷地内に捨てていく状態が増えたのではないかと思います。
去年から自転車の価格は高騰しており10,000円で買える新品自転車は存在しないのです。
Uber eatsなどの様にスマホと工具、部品を持って駆けつけて直していく24時間稼働可能な仕事ができていくと思います。
パンクに懲りた人たちがノーパンクを提案した時に需要につながると思います。
ノーパンクの施工ができるお店が愛知県に数軒しかないのも大きなチャンスを抱えていると思います。
新たな期待にワクワクドキドキしております。
今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。
ありがとうございました。
一般社団法人 自転車技術者協会
代表理事 中根和宏