タイムリーなリサイクル

こんにちは。

代表理事の中根です。

白金は別名プラチナとも言われる貴金属でもありますがディーゼル車の触媒に使われてたり燃料電池の電極などに用いられる素材なのだそうです。ディーゼル車はトラックやバスなどに主に採用されているため物流に必要ですし燃料電池は次世代のエンジンとしてトヨタ自動車がMIRAIをリリースしたりと次世代に必要なリソースなのです。

その白金をロシアが輸出する世界シェア14.2%を占めているのですがこれが今、経済制裁で入りません。

今日の新聞に明るい話題が載っていました。

東北大学と同大発のスタートアップ企業がホヤの貝殻と畜産廃棄物の血液を固めたから血粉から白金触媒と同等以上の数値を出す物を開発したという物です。

以前、青森に出張に行った時、旅館の晩ごはんにホヤが出て珍味だったのを覚えております。

今回、燃料電池に特化して10年以内に実用化を目指すという事です。

半導体に始まり様々な原料の値上げで受注待ちの続く自動車業界に一つの明るい話題だと思いました。

こうしたリサイクルにおける素材でコストを抑えながら未来につながっていく話題って嬉しくなりますよね。

ただ単に使う、要らない物を棄てるというロジックだけで無くて、要らない物を活用していく取り組みがこれからは絶対に必要になって来ます。

弊協会を立ち上げたのも環境に優しいはずの自転車を使い捨てにするのでは無く、リペア、リユース、リサイクルしていくべきであると思ったからです。

現在、そのリペアが出来る人財が不足してしまっているため安価な自転車を使い棄てしてしまっている事に歯止めをかけ、放置自転車やゴミの削減、自治体の処分費の削減に貢献したいと思っております。

まだ誰もトライしていない事なのですがいつか誰かがやらなければならない事だと思います。

そしてそれができた時、新しい雇用と街の流れができると思うのです。

今日の様な記事にとても勇気と希望をいただきました。

技術者を育てる場所として地域や皆様に貢献していきます。

今日もここまで読んでいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏