便利は希少から出来ている

こんにちは。

代表理事の中根です。

冬至も過ぎ、これから日照時間が長くなっていきます。此処は夕方以降閑散とする街ですので明るい時間が長いと経済が活性するように思えます。

さて昨日の記事なのですが、とても気になるニュースです。

レアアース、レアメタルのお陰で今日の技術進歩があり便利で安全な暮らしができていると言っても過言では無いと思います。

これらの採掘が許可制になるということで半導体はじめ現代の便利品呼ばれているあらゆる製品(デバイス)のリソースに制限がかかるという事なのでは無いかと思うのです。

世界的に半導体不足からスマホやパソコン、自動車の生産計画が狂ってしまっている今。

今まで通りの生き方活かし方では通用しなくなってきていると思うのです。

当然、物不足は価格上昇の要因ですので今までの様に『壊れたら買う』スキームは大きなコストが必要になります。これから『壊れたら直す。直せるものを買う』時代になっていくと思うのです。

物の本体価格も上昇していくでしょうがそれに併せてリペア市場リサイクル市場も拡大していくと思います。

企業は減価償却をして新たな設備などを購入していくのでその市場は残したまま、それらをリサイクルしていく動きもきっと出てくると思います。

個人ユースでは新品でなくても良い部分もあると思います。

私はテレビを持っていないのである時、コマーシャルで『新品じゃなくても良いんじゃね?』ってのが流れてたのを偶然見かけておおお〜と思いました。

現在、弊社で所有しているパソコンは大手企業や官公庁が使っていた物をリサイクルした物を使っております。使うスキルが足りないだけで使用には何ら問題ありません。

こういった時代が来るのでしょうね。大事に使えば永く使えるそういった考え方の元コロナ禍明けの経済が進んでいくと思っています。

現在、リチウム無しの生活ができない時代。20年後にそのリチウムの発掘が制限されたまま需要が13倍になった場合。ほとんどのデバイス価格は高騰します。

自転車も然り‼️

現在、原料不足で価格が高騰して生産が間に合わず色々なメーカーが調達に奔走されている状態。

日常の脚となる自転車においてもその波が来ているのに現在リペア、リサイクルの出来る職人が激減している状況なのです。

今までの直すよりも買った方が安い時代で業界離れが定着してしまった為なのです。

後継が無く廃業するお店もたくさん出てきて修理難民が沢山居られる事実日経目を向けていただきたいです。

買いたくは無いけどそれしか選択肢のない地域もたくさん出てきているのです。

その殆どがパンクから。パンクしたけど近所に直してくれるところがない。仕事や塾などが終わったら直してくれるところが閉まっているなどで廃棄される物もあるのです。

そういう方々にノーパンクを購入していただく選択肢があるのですがそのノーパンクのタイヤ交換の出来る技術(そんなに難しくない)を取得した方が少ないのと何処で出来るかわからないためお困りであるという循環。

弊協会ではそういった全般の技術を身につけていただき協会全体でアピールする事で自転車修理難民と技術者を繋ぐ事も目指しております。

まだまだ牛歩状態ですが確実に前に進んでおりますので今後の事業としてお考えの企業様や個人の方々。何なりとお問い合わせ下さいませ。

今日も此処までお付き合いいただいたご縁に感謝します。

ありがとうございました。

一般社団法人 自転車技術者協会

代表理事 中根和宏